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【製品概要】
ブロンプトン純正バッグで最大容量を誇るTバッグの後継にあたる製品です。
ロールトップ式の開口部を持ち、荷物の大きさに合わせて柔軟に対応できるようになっています。
表記上の容量はTバッグが31L、本製品が28Lと若干小さくなりましたが、新たにSハンドルへの装着も可能になったのがポイントです。
【使用感】
内部にはPCやタブレット等が入るスリーブとメッシュポケットが設けられており、スリーブにはパッドも入っています。
Tバッグは妙に小さくて使いにくいポケットが1個あるだけであまりにシンプルすぎましたが、ようやく日常でも使いやすくなりました。
外側前面と側面にはポケットが設けられています。
この前面のポケット、Tバッグでは口が開きっぱなしで、ヘルメットの固定には役立つもののポケットとしての実用性は今ひとつでしたが、本製品ではジッパー付きの物になり、ここもグッと実用的になりました。
背面は、Tバッグでは左がドリンクホルダー、右がジッパー式のポケットになっていましたが、本製品は左右どちらもスナップボタン式のポケットに変わっています。
表記上の容量はTバッグが31L、本製品は28Lと若干小さくなっていますが、実使用上は、容量の差を感じる事は殆どありません。
限界までパンパンに詰め込む状況だと、たまにTバッグとの少しの容量差を感じる事があるものの、体感的には3Lも少ない感じはなく、Tバッグと同じ感覚で使えています。
背の高い荷物も、開口部のロールトップとストラップを緩める事でしっかり収まります。(写真はブロンプトンのタイヤ2本を縦に積んだ状態)
(↑実際にこの状態で走れるのはMハンドルのみ。S、Pハンドルだとレバーorハンドルと干渉するので危険)
【気になるところ】
Tバッグと共通の欠点ではありますが、開口部がロールトップ式でストラップとバックルの3点で固定する上に、ロールトップを全開にするとかなりの高さになるため、荷物の出し入れの時に少し煩わしさがあります。
頻繁に出し入れする物は予め背面ポケットやサイドポケットに入れておく事である程度解決しますが、普段、Sバッグのような内部アクセスしやすいバッグを使い慣れている方だと特に気になるかもしれません。
細かい部分で気になるのが付属のレインカバーの収納場所です。
Tバッグでは、外側の右脇にレインカバー専用の収納場所があり、
【雨が降ってきたらサッと取り出す事ができるのに普段は全く目立たず邪魔になることもない】
という絶妙な作りになっていました。(後期型のTバッグの場合)
しかし、本製品では外側の右ポケットの中がレインカバーの収納スペースになっています。(写真)
カバー収納用の簡易的な仕切りはあるものの、ポケット内部のかなりのスペースが常にレインカバーで占められているのは…
個人的には、この収納スペースの変更、簡素化は改悪だと感じています。
【まとめ】
Tバッグは、見た目が無骨な上にバッグとしての使い勝手はイマイチで、良くも悪くも大容量である事が最大にして唯一の取り柄という感じでした。
その点、本製品は大容量を維持しつつも普段使いに馴染みやすいデザインになり、細かい部分の使い勝手も改善されています。
全てのハンドル形状にも対応し、総合的にかなり使いやすくなりました。
荷物の出し入れのしやすさを重視する方には向かないと思いますが、買い物はもちろん、通勤通学も含め、多目的に使える汎用性の高いバッグだと思います。
価格評価→★★★☆☆(高い。ただ大は小を兼ねると考えれば若干のお得感はあるか)
評 価→★★★★★(ただ容量が大きいだけでなく、日常でもそれなりに使いやすくなったのが魅力)
<オプション>
カタログ重量→ ?g(実測重量1.7kg)