[TL] IRC FORMULA PRO TUBELESS READY S-LIGHT
購入価格 ¥6000+送料770 Amazonにて
旧型から愛用しているシリーズである。前世代までは純粋なチューブレスタイヤのみであったが、この第5世代からはIRC初のチューブレスレディシステムが導入された。違いはシーラントの要不要である。軽量化のためであるが、これが吉と出るか凶と出るか。
<条件> 太さは25c。ホイールはPrime Attaquere Discで内幅19mmだが製品の推奨内である。ワイドリム化に対応している。比較対象はIRC Formula Pro TL RBCC 25c (以下RBCC)。 手に持つと明らかに軽い。それもそのはず、25cでの重量はカタログ値で220gしかない。シーラントが必要となるが、同サイズのRBCCが270gであることを考えると有意に軽い。RBCCでもシーラントを入れていた私としては非常に大きな変化である。
<組み付け> 触った印象では硬くて薄くて細い。ホイールへの嵌合はやや固く、他社製品と比べれば極めて固い部類だと思われる。専用タイヤレバーが必要である。シーラントは嵌合の段階で目測20ml注入。これを石鹸水がわりにしている。毎度ビードを上げるときは緊張する。いざ、尋常に! フロアポンプではビードが一部上がりきらない。新品のタイヤと貼り替えたリムテープの条件において、このシリーズ初の経験である。タイヤの硬さが摩擦につながっている気がする。結局CO2インフレーターを使用して事なきを得た。組付けにはチューブレスタイヤ用フロアポンプかCO2インフレーターを使うことを勧める。
<気密性> チューブレスタイヤに比べ空気は抜けやすく24時間で7.0Barから3.0Barに低下。シーラントを追加して計30ml注入済みである。RBCCでは7.0Barから6.0Barである。
<グリップ性能> トレッドが浅いためか、タイヤの硬さのためかグリップはやや落ちる気がする。多くの他社製品並みだと思われる。私のいつも通りのブレーキのかけ方だと後が少し滑りやすい。
<耐久性> 400km走行したが特段摩耗した様子はない。軽量モデルとしては耐久は悪くなさそうである。
<総評> チューブレスレディタイヤのデメリットを理解した上で軽量性を求めるなら選択肢のひとつ。ホイールとの相性次第ではあるが、気密性は低く長時間のライドには向かない可能性あり。
価格評価→★★★☆☆ 評 価→★★★★☆
<オプション> 年 式→ 2020 カタログ重量→ 220g
|