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役犬原(やくいんばる)湧水公園とは、熊本県阿蘇市の県道110号線沿い、阿蘇神社から少し西へ行ったところにある小さな公園である。
ポケットパーク湧水とも呼ばれている。
いきなり話が逸れるが、この付近を走っていると田畑の真ん中や駐車場などに大小様々なサイズの土管のような柱が立っているのを見かける。
大きいもので高さ4mぐらいはあるだろうか。
数はよく分からないがとにかくたくさんある。
これらはマリオやルイージが地下と地上を行き来するためのものではない。
パックンフラワーも出てこない。
だから背中のポケットから取り出したファイアボールは仕舞って欲しい。
この土管は勢いよく噴出する湧水が地面を侵食しないよう、バリア兼配水装置として設置されているものである。
そんな"自墳域"のど真ん中に役犬原湧水公園はある。
ここの湧水も小規模ながら中々の勢いで水が噴出している。
当然ポンプの類は付いていない。
天然の地下水100%なのでもちろん飲用もOK。
どれだけ飲んでも無料。
お持ち帰りも無料。
空のボトルを差し出せば0.5秒以内に満タン。(※ロングボトルです)
F1のピットクルーをも上回る大自然の仕事の速さに脱帽。
湧水といえば池の底から砂を巻き上げながらこんこんと…とか、原生林の苔生した古木の根の隙間からポタポタと…とかいうイメージだったのですが、そういったイメージを軽くぶち壊す程度の水圧と水量が腕にのしかかりました。
まぁ見た目からしてインパクトの塊みたいな公園ですが。(褒め言葉)
水のお味はというと、飽きのこない程よい硬水味。
地下水は年中水温が一定なので夏でも極端に冷た過ぎる事はなく、ぬるい事もなくちょうどいい感じ。
冬は逆にちょっと温かい感じでこれはこれで良い。
ボトルに入れて持っていきたい阿蘇の湧水ランキングトップ3に入る素晴らしい水だ。(個人的嗜好を存分に含みます)
真夏にはクールダウンにも最適。公園脇の土管から水が流れ出ているのでここに手足や頭を突っ込んで冷却することが出来る。
冬も凍らないので給水だけなら年中無休24時間営業だ。
JR宮地駅、阿蘇神社、広域農道、内牧温泉、その先にあるミルクロードを結ぶルート上にあるので寄り道しやすいという点も大変良い。
やまなみハイウェイや国道57号線からもそう遠くはない。
近くを訪れた際は是非。
価格評価→★★★★★(利用無料)
評 価→★★★★★(エクストリーム給水所)