購入価格 ¥7000(消費税別)
完成車でspecialized fuse comp(2018)を購入し、2年半乗って少しカスタムしたいなあと思い、作業が手軽そうなペダルを交換したい欲がふつふつと湧きました。
ビンディングは怖いのでフラットペダル一択なのですが、MTB日和のペダル特集を読むと、結構いろんなメーカーから、様々な素材・形状・カラー
が販売されていることがわかりました。
種類がありすぎて選べない(違いも見た目じゃわからない)中、バイクと同じスペシャライズドが値段的に予算内のアルミペダルを出していたので、実物を見ずに馴染みのショップで取り寄せ注文し、購入しました。
ペダル替えても早くなったり楽になったりはしないだろうなと思いましたが、MTB人気が高くない(と思われる)日本でスペシャがいつまでMTBペダルを売ってくれるかわからないし、気に入ったものは買えるうちに買おうと思いました。
【外観】
実物を見ずに注文しましたが、なかなか格好いいブラックだと思います。
完成車付属のペダル(ナイロン製。単体販売は日本ではされていないspecialized dirt)はグレーとブラックの中間的な色だったので、新ペダルはフレームの色とよりマッチし、アルミの質感もあいまって自己満足感は高いです。
いわゆるコンケーブ形状で、真ん中にかけて少し凹んでいます。
【使用感】
★食いつき
MTB用のシューズはファイブテンのフリーライダーを履いていますが、このペダルのピンはシューズのソールに非常によく食いつきます。
シューズをペダルに乗せる位置がビシッと決まった後は、どんな踏み方をしてもズレることはいまのところ皆無で、その点では荒れたトレイルで特に安心感があります。
一方、ペダルにシューズをのせて漕ぎ出すとき、一踏み目からペダルのちょうどいい位置にシューズを置けることも私はほぼないので、微妙にシューズ位置をズラしたいのですが、ピンが良く食いつくのでシューズをペダルから離さずにズラすというのが難しい(笑)。
「よっ」とシューズを持ち上げて(声は実際には出さないけど)、ちょっと位置調整してペダルに置き直すという作業が必要になります。この点は、完成車付属のペダルの方が食いつきが弱く、シューズを持ち上げなくてもズラせたので便利でした。
当たり前ですが、食いつきとズラしやすさはトレードオフなのでしょう。
★石や倒木にヒットしたときの振る舞い
完成車付属のナイロン製ペダルは軽量だったことと素材自体の柔らかさからと思いますが、ペダルが石や倒木にヒットしたときに、ペダルが弾かれる感覚がありました。
しかし、このペダルは重量のためか材質のためか、よほどハードにヒットするのでなければ弾かれる感覚がなく、大きな安定感、安心感があります。
【総評】
予想通り早くも楽にもなりませんが、見た目はとても気に入りましたし、食いつきを考えればズラしにくいのも仕方ないと思うので(食いつきや弾かれにくさで安心感もあるし)、私は気に入っています。
このペダルを買った後、サイクリストで「フラットペダルで振り返るMTBの30年 シマノの「PD-M8040」を愛用するに至るまで」という(まさに「俺得」な)記事が公開され、XTペダルはグリップ感十分でズラしやすい、とレビューされていました。ちょっとXTペダルを試したい今日このごろです。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆(食いつきとズラしやすさが両立できれば…)
<オプション>
年 式→2020
カタログ重量→430g(両側)