購入価格 ￥4200くらい
◆購入動機
以前、ブッシュアンドミューラー国内代理店のサイトを見ていたら、スタイリッシュなデザインの本製品を見つけました。
当時はそこまで興味は持たなかったのですが、少し前に某ショップで実物を見たら結構良さそうだったので、その場で購入してしまいました！
◆製品概要
幅106mm×高さ32mm×奥行19mm、重量48g（ホルダーを除く本体のみ実測）で、ボテっとした無骨なデザインの物が多いキャリア用ライトの中ではかなり小型・軽量・薄型な製品です。
また、キャリア用のライトとしては珍しく充電式なのも特徴です。
キャリア用なので自転車とホルダーの固定には8mmスパナが必要ですが、本体とホルダーとの脱着は工具なしで行えます。
本体背面の中央近くにある充電端子（microUSB）は、キャップがなく端子が剥き出しになっています。
ホルダーに装着する事で端子部分が塞がれるという、なんとも大胆な設計です。
端子は本体から少し飛び出ていて、その分、ホルダー側の端子が接する部分は凹んだ形になっています。（写真）
端子部分の下側に溝が切られているところを見ると、もしかしたら止水や水抜けのための処理かもしれません。
電源スイッチは本体右端の下部にあります。
◆使用感
【明るさ・配光】
LEDは左右に1個ずつ搭載されており、両端がC形に光ります。
スイッチ操作はオンオフのみで、点滅はありません。
高輝度な物が多い充電式テールライトの中では控えめな光量ですが、（光量自体はキャットアイのタイトあたりが近いかな？）
後方はもちろん真横にもしっかり光が散る上に、リフレクター部分にも光が漏れてうっすらと光るので、被視認性は十分高いと感じます。
また、本体の両端が光る特徴的な配光は、それだけでも目を引きます。
単純に光量を増やして目立つのではなく、レンズ形状を工夫して非視認性を高めようという作りなのがいかにもブッシュアンドミューラーらしいです。
もちろんリフレクターもしっかりと機能するので、万一の電池切れや故障にも安心です。
【ランタイム】
製品パッケージを見ると、15時間は一定の明るさを維持し、その後だんだん暗くなる仕様のようです。
実際に測ってみたところ、19時間20分あたりで消灯しました。
17時間を過ぎたあたりで若干暗くなってきたように感じたものの、最後まである程度の明るさは維持されていました。
充電式のテールライトとしては十分な電池持ちだと思います。
充電時間も測ってみたところ、こちらは約3時間10分で完了しました。
ちなみに左横下に電池残量警告ランプが搭載されています。
この警告ランプ、ある段階で急に点灯するのではなく、電池残量が減ってくると（大体14時間経過した頃）わずかにうっすらと光り始め、そこからさらに残量が減るにしたがって徐々に明るくなっていきます。
【防水性】
今のところ内部に水が入ったことはありません。
ホルダーと本体との間には水は入るものの、前述の端子の凸凹部分で水は止まっているようです。
ただ、防水への安心感が高い構造とは言えないでしょう。
【気になるところ】
ホルダーへの本体の装着は、上下を正しい向きにして嵌めないときちんと固定されません。
装着の向きが決まっているにもかかわらず、一見すると上下対称のデザインなので向きを間違えることが多く、普段使いでは地味にストレスです。
【ブロンプトンへの装着について】
キャリア付きのRタイプはもちろん、キャリアなしのLタイプにも装着が可能です。
Lタイプの場合、一般的なキャリア用ライトを取り付けると、折り畳んだ時に地面と干渉したり、ブレーキキャリパーが邪魔をして電池交換ができなくなったりする事も多いのですが、本製品は全く何の問題もなく使用できます。（写真）
個人的にはブロンプトン純正扱いでも良いのではと思うほどの相性の良さです。
ただ、Rタイプに装着すると、キャリア両端のローラー（コロコロ）のボルトに光が遮られがちなので、どちらかというとLタイプの方が相性が良いと感じます。
◆まとめ
重量的にも見た目的にもMTB・実用車向きなデザインの物が多いキャリア用ライト中で、軽量でスマートなデザインの本製品は貴重な存在だと思います。
充電式なのでロングツーリングには不向きだと思いますが、日常生活で使うキャリア付きバイクとの相性は抜群だと思います。
価格評価→★★★☆☆(しっかりした作りだが少し高いか）
評 価→★★★★☆(実際に浸水した事はないものの、精神衛生上やはり充電キャップは欲しい…）
＜オプション＞
カタログ重量→ ？g(実測重量 本体のみ48g)
