購入価格 ¥50,000円ちょい(送料手数料込み)
以前から気になっていたフレームがebayで投売り状態だったので衝動買い。

とりあえず転がっていたライザーで仮組みしてみたフレーム。
トラックフレームではあまりみないスローピングがアグレッシブでかっこいい。
このカラーのモデルにはリアブレーキ穴がないのでプレートを使うなりしてなんとかしましょう。
このフレーム、アルミと比べてどうなのか気になっている方もいると思います。
手で持った感じ安物のクロモリピストフレームと比べると明らかに軽いです。
クリテリウムや市街地レース向けの新設計トラックフレームだそうで、確かにストリートを駆け抜けるのに向くように感じました。
BB位置を高めにしてペダルヒットのリスクを軽減しつつ安定志向に振った設計のようです。
手で押すと路面の衝撃がマイルドなのが伝わってきます。細かい衝撃を吸収して滑らかに加速していく新鮮な感覚。
ごついチューブとフォークがタフさを期待させてくれます。安い鉄ピストのように重さや嫌な硬さはありません。
アルミと比べると少し反応の悪さがある気はするのですが正直自分の脚力ではわかりません(笑)フレームセットの軽さと高めのBB位置のおかげか乗り味は軽快。登りも十分行けます。
以前にBB位置の高い安い量産クロモリピストに乗っていたことがありますが、カカリは良くても嫌なオーバーステアがあるというか、車体の重量と挙動のバランスが取れていないように感じました。
しかしVigorelli Steelは変なナーバスさはありません。ジオメトリや鉄と言う素材がメリットとしてしっかり生きている印象。少しくらいのギャップならガンガン踏んでいけそう。
スキッドで急に滑り出す感じがない点も良いですね。フレームが粘るんでしょう。28cタイヤが入るのも地味に嬉しいポイント。
ちなみに自分は休日に半日くらいピストで峠道を走ったりもするのですが、このフレーム特性は自分にとってはとても好印象です。アルミピストは疲れてきたら跳ねるような衝撃が億劫になってくるんですよね…。
値段が値段なので文句の付けようもないのですが、それを抜きにしても既存のクロモリピストのイメージを一新するかのような楽しいフレームだと思います。
アルミのVigorelliは乗ったことはなく同社のParallaxとの比較であくまで街乗り目線ですが、VigorelliのSharkやAluと迷ったら見た目で選んでも良さそうには感じました。
速さへのアプローチは違いますがVigorelliならSteelもSharkもAluもストリートを駆け抜ける楽しさは十分味わえると思います。
でも試乗出来るなら絶対にした方が良いです。SharkもAluもシートステーがごついので乗り味が硬そう…。
…やっぱり2台(3台?)持ちがベストかもしれませんね(笑)
価格評価→★★★★★(ビックリ価格!)
評 価→★★★★★(文句なし)
<オプション>
年 式→ 2018
カタログ重量→ 2150g(フレーム+フォーク)