購入価格 ¥12,210 ワールドサイクル
『1×11ロードバイクで使用しやすいスプロケット。』
フロントシングル(1×11)を組む場合、フロント44Tと11-36Tスプロケットの組み合わせは、フロントダブルのフロント50/34、リア12-28Tのギヤ範囲にだいたい一致します。
私の使用範囲をほぼカバーできます。
ギヤ構成は、シマノ11-34Tと比較すると面白いです。
シマノ11-34T(CS-HG800-11)
11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34
SRAM 11-36T(PG-1170)
11-12-13-15-17-19-22-25-28-32-36
シマノの等比間隔的なギヤに対して、SRAMはトップ側がクロスレシオ、ロー側がワイドです。
実際に1×11で使用すると、使用頻度が高いギヤがクロスレシオで、よく考えられたギヤ構成だと思います。
さらにもう一点、シマノとは、力を入れている箇所が違う事が面白いです。
シマノ(CS-HG800-11)では、ギヤの刃先形状の作りこみが変態的で、変速性能重視の設計思想に見えます。
SRAM(PG-1170)では、ギヤの刃先の作りこみはソコソコですが、軽量化の穴は偏執的です。
この穴によってフロントシングルにありがちな『ロードバイクなのに巨大なスプロケ』に見える事が若干緩和される気がしないでもありません。
工業製品としての精密感、クオリティではシマノに劣りますが、1×11にマッチしたスプロケです。
最後に、もしシマノロード系変速で運用する場合は、注意が必要です。(当然保障外です。)
アルテグラRX(スペック上 11-34Tまで)で使用した場合、実用できるレベルではありますが、変速性能が若干劣りました。
GRX RX-812(スペック上 11-40/42Tのみ)で使用した場合は、不満なく変速できました。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★☆
<オプション>
カタログ重量→ 366g