購入価格 ¥500程度(セール品)
この夏、久々にUVカットアームカバーを作りました。
今回はGUのドライTシャツを使っています。多分、2~3年前に購入したもの。
素材構成は
ポリエステル93%
ポリウレタン7%
というわけで、かなりポリウレタン比率が小さく、サラサラ感重視に振っていて、伸縮性が乏しい素材です。(もっとポリウレタン比率が大きいものもあります)

~~ポリウレタンが7%とは、かなりアグレッシブな設定(?)
このドライTシャツから生地を切り出して作ったのがコレ。

※作り方は過去レビューをご参照ください→
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=11116&forum=66この手の衣料特有の超極細繊維のおかげで、袖口を切りっぱなしにしても、ほつれてきません。意外と大丈夫。もちろん、折り返して縫ったほうが長持ちですが、切りっぱなしでも特に困りません。今回は、袖を折り返して使おうかな、と思い、少々、長めに作りました。
過去品との袖口比較。
次の画像は左から
●ユニクロ シルキードライ・・・まじめに縫ったもの
●ユニクロ エアリズム・・・切りっぱなし
●GU SPORTS・・・切りっぱなし


~~縫い目の裏面・・・普通に縫ってもなぜかこんな風に勝手にパカっと開いてたいらになる
で、我が家の春夏秋用自作アームカバーの中で最も生地が薄いのは、ユニクロのエアリズムを使った赤系のヤツで、6年前に2組を製作し、メインで使ってきましたが、これは最近使い始めた2組目です。切りっぱなしでも結構、長持ちです。

~~真ん中のシルキードライは、山歩きでも使っています
エアリズムは同社旧品のシルキードライと比較して清涼感を上げるために、ポリウレタン比率を下げて繊維の織り方も変えているようで、伸縮性がやや犠牲になっています。エアリズムにも様々な繊維比率が存在し、私の手元にあるものだけでも、ポリウレタン比率が11%のものから、サラサラ感を重視した6%のものまで、様々です。今回のGU SPORTSもそうですが、いずれにしてもエアリズムはポリウレタン比率の高いUNDERARMOURなどのコンプレッション系アンダーのような大きな伸縮性はないので、例えばエアリズムにコンプレッションを付与して量産するのは難しいでしょう。
こういった伸縮性がやや乏しい生地を使ったアームカバーは、S/M/L/XLといった展開をしたとしても、万人にジャストフィットするように量産するのは不可能と思われます。今回のGU SPORTSの生地でも全く同じ。
し・か・し・・・
自作ならジャストフィット可能!
エアリズムのような薄い生地を使って、自分に合わせて完璧なフィット感を可能にするのが、自作というヤツでして。多分、すべての量産アームカバーと比較しても、上画像の赤系のモノが最も薄い生地で最も快適だと思います。(言いすぎか!?)

~~血管が浮き出ているのがわかるくらい薄くてしかもジャストフィット! (笑)
じゃ、上腕の滑り止めはどうするんだ?
それは2センチ幅の手芸用平ゴムで輪を作って、腕に装着したアームカバーの最上部に嵌めればいいだけです。結局それが最強。テンションの調整も自由自在。絶対にズレないし、実に快適です。
*─・‥…─*─・‥…─*─・‥…─*
アームカバーの利点とは?
それは、わきの下に風が通りやすい、ということでしょう。これは非常に重要だと思います。ロングスリーブシャツのUVカットインナーでは、脇が涼しくないのではないでしょうか??
それから、長さ。
とにかく、市販品は短い。なぜ?どうしてこんなんでいいって思っているわけ??というくらいに、XLでも短い。腕が長い人とか、苦労しているのでは?
あっ、数年前までの話なので、今は状況が変わっているかも知れませんが・・・
やっぱり夏のサイクリングには自作アームカバー、じゃないでしょうか??
(冬も)
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★