CAMPAGNOLO SHAMAL ULTRA DB
購入価格 ¥120,000(セール時購入)
使用距離:170kmほど 使用コース: 5km, 平均6%くらいの山
メイン車乗り換えと同時に新たに調達したSHAMAL ULTRA DB. ネット見ててもレビューがまず見当たらないので、まだ走行距離は短いがインプレしてみる。
特徴は何と言っても前後G3組のスポーク。そのためフロントラジアルのリムブレーキ版に比べれば重くはなっているものの、その差はわずか60gほど(カタログ値)なのでDB対応アルミリムにしては実に優秀な出来。
ちなみに前後でG3のスポーク本数が逆で、ドライブ側前が7本, 後ろが14本となっている。ホイール単体で見るとこの前後G3というのが若干重々しいというか煩い印象を持つのだが、いざ組むとそんなに気にならないwリムデザインも刷新され黒リムに白抜きの文字が入る仕様で、以前と比べると全体的に落ち着いたデザインになった。一応2way fitではあるが、ひとまずCL(GP5000)で運用することにした。
本題のインプレ前に自分のホイール歴を振り返ると、普段使いZonda(3年), 決戦用でBora One 50TU(2年)なので、なんやかんやカンパとは縁があるのかな。
そんなわけで新車込みで早速練習コースを走ってみたのだが...
「うわっ、よう転がるやん、これっ」 が登り始めの第一印象。ガチガチに組まれた前後アルミG3スポークの恩恵か、脚からの入力がすぐに伝わり転がっていく。楽しい。普段Zondaで走っているときに比べると、加速感が段違い。さすがにボラワンに比べると漕ぎ出しの軽さは劣るが、平地・登り共に加速性能だけなら全く引けを取らない。むしろC17になってリム重量増になったにも関わらず、カーボンリムのボラワンと比べても遜色ないというのは単純に感動する。また、長年Zonda愛用者の自分からすると、アルミリムが持つ「入力後の脚への返しに若干ゆとりがある感じ」がとても扱いやすい(人によっては、返しが鈍い・沈む感じがすると嫌う人もいるけど)。うまいことホイール全体で剛性のバランスを取っているなぁ、という印象。
で、逆にこのホイール、脚がない状態で使うと、言わずもがな 「まっっっったく、脚に優しくないホイール」 に化ける。
いや、今まで使ってたZondaだったらね、ロングブルベとか超級ブルベで脚がクッタクタになって、ひぇ〜もう回すしか出来ないよぉってときは「おぉ、頑張れ、頑張れ、一緒に進んでいこうな(休みたかったらいつでも休んでや)」的な感じで、残ってる脚相応にぬるぬる進んでくれてたんやけどさ。
このシャマルDB、同じ感じで回そうとすると「なんや、自分元気ないやんけ、もっとシャキシャキ登ろうや!!!!!」っていう鬼仕様。とにかく回していると、「はい次、はい次」という感じでホイールから入力を求められ、休む間も無く回されるという感じ(USBの恩恵というか弊害というか)。自分は決戦用とか分け隔てなくこのホイールを運用する予定だが、まず間違いなくレースホイールの類。間違っても将来一度たりともこのホイールでブルベなんぞには出ないと誓った。
いや、200kmならタイムアタックに使ってもいいかも...(なんやねん)
価格評価→★★★★☆(お値段相応、満足感は高し) 評 価→★★★★☆(よく走る・THEレース仕様) 年 式→2018年 カタログ重量→ 1557g(実測重量 測定なし)
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