購入価格 ¥100弱(Pシールリング代金)とグリス少々
シマノRD-5800のがたつきと変速不良を呈してきたので、分解作業を行いました。
そのうちの一つ、Pシールリングの交換方法を書きます。
作業するRD-5800は10000kmほど使用したディレーラーです。
やってみるとわかりましたが、作業自体は非常に簡単です。
そしてPシールリングは非常に安価です。
【Pシールリングの位置】
プーリープレートの根本のパーツです。よく見ると樹脂製のシールなのですね。
【Pシールリングの交換作業】
まず下の写真の赤丸のボルトを2mmアーレンキーで緩めます。
ボルトを外して、プーリープレートを動かすと、下の写真のように外れます。
スプリングのテンションで、パーツが飛んでいかないように要注意
プレートと本体をバラしてみると下の写真のような感じです。
スプリング付近の汚れが目立ちます。
構成パーツを見てみると
一番はじめに外したボルト
スプリング
Pシールリング
本体
プーリー
に分けられます。
左下から順に、Pシールリング、スプリング、ボルト
新品のPシールリングです。今回は2つ購入したのでパッケージに2PIECEと書かれています。
Pシールリングのパッケージ
新旧のPシールリングを比べてみると、結構傷んでいるのがわかります。
一部破れています。
Pシールリングの新旧比較
組み付けに入ります。
構成パーツの必要箇所にグリスアップをします。
そして元に戻すだけなのですが、スプリングの向きに要注意です。
外すときによく見ておいたほうが良いでしょう。
元に戻した状態です。
新しいPシールリングのおかげでクリアランスが埋まっているように見えます。
【終わりに】
手順を書くと長くなりますが、非常に簡単です。
今後書こうと思っていますが、B軸の分解、組み付けの100倍簡単ですw
気をつけるのは、
外す際、スプリングテンションでパーツがバラけないようにすること
組み付けの際、スプリングの取り付ける向き、スプリングをひねる向き、を間違わないようにすることです。
ちなみに1万キロ以上使用しているわりに、グリスは十分満たされていました。
作業目的である変速機能の回復については、B軸の交換も同時に行ったので原因の判別はできていません。
変速不良の一因となっていたようで、2つの作業後は変速は良好となりました。
価格評価→★★★★★(安価)
評 価→★★★★★(簡単)