購入価格 ¥0
ねこ検問は日本全国、いや、全世界どこにでも気まぐれに現れる検問所。
道路だけでなく食事等の為に立ち寄った店舗やその駐輪場等に検問が張られている場合もあるので油断ならない。
検問官は飼い猫だったり野良猫だったり地域猫(さくらねこ)だったりするが、立場は違えど皆強力な手練れ達である。検問官に捕まった猫好きサイクリストは休日の貴重なライド時間を問答無用で奪われてしまう。しかも大抵その損失に気付かない。
先日はTwitterでジロ・デ・イタリアを取材中の有名フォトグラファー様がねこ検問に引っかかっているのを目にした。一般サイクリストであろうとプロ選手であろうと関係ないどころか、観客チームスタッフ報道関係者に至るまで容赦ないらしい。
おお、なんとおそろしい(棒読み)
【概要】
付近を走っていると検問官が、
「にゃー」
と言いながら接近してきて進行方向を封鎖するか、周囲にふにふにもふもふオーラを無差別に撒き散らしてサイクリストのペダリングを強制停止させると同時にブレーキレバーを引かせる。
うわー、なんてことをするんだー(棒読み)
これはもう止まらざるを得ない。
検問官は
「にゃ~~ん(なでなでして~)」
「にゃ~~ん(遊んで~)」
「にゃ~~ん(補給食ちょうだーい)」
などと遠慮なく通行料を要求。
初対面なのに本当に遠慮無いね(^^;)
補給食をあげると人間社会側で問題になる事があるので開放してもらうには検問官をなでなでするか一緒に遊ぶなどして満足してもらうしかない。
「ごろごろごろ~」
「んにゃ」
おりゃー!!(必死のねこパンチ!!)
といった反応が返ってくれば検問官殿は大変満足しておられる。
これで開放してもらえますと見せかけて後で追加要求をされる時もある。
追加要求に対応する筆者。
ちょっとぐらいは付き合ってあげよう。
ただし、膝の上で口元をだらしなく半開きにしたり、しょぼついた顔をし始めたら要注意だ。
そのままお眠りになられて動けなくなるぞ。
こーいう顔だ。(モデルは筆者の実家猫)
微妙そうな顔だがこれでも至極ご満悦である。
また、『車検』と称した自転車の強制チェックを実施される事案も報告されている。なんでも、パーツを隅々までチェックされた後、気に入ったマシンに検問官自らが体をこすりつけ、
「これは気に入ったから私のものだ」
と主張してくるらしい。
まあやんわり拒否すれば大抵返してくれるらしいですけどね。
しかし、タイヤやリムやサドル等に柔らか肉球ハンドからニョキッと飛び出す鋭い爪で
『車検合格にゃー』
と書かれる場合もあるらしい。
頼むからそれはやめてくれ。
まぁ結局どのパターンにせよ、貴重な週末の時間はサクッと奪われ、検問官の快楽や暇つぶしに使われてしまうのである。(笑)
このねこ検問、検問所を捜索&把握し自ら突入していく熱狂的サイクリストが少なからずいる。(私だ。)
こちらからしつこくかまうと大抵嫌われるが時々仲良くなることもあるので自転車に乗る時間を削ってでももふもふしたいという方はあちこち探してみよう。
写真の茶トラ検問官達は半年ほど前に仲良くなった地域猫の兄弟。付近を通過する時は必ず寄るようにしている。検問官’sには『時々現れて遊んでくれるニンゲン』ぐらいに認識されているようで、呼んだらわざわざ出てきてくれるぞ。
※写真1,2枚目は同じ猫ですが、3枚目別の猫。模様が微妙に違うが同じ顔で似たような行動を取る仲のいいコンビなので多分兄弟。
※繰り返しますが写真4は筆者の実家猫です。
時折、若い新人検問官に一目惚れしてそのままお持ち帰りし、同棲生活を始めてしまうサイクリストもいるとの事だが、元検問官が多幸な生活を送っているのならそれは素晴らしいことだ。
転職先でお幸せに。
価格評価→★★★★★(なでなで無料)
評 価→★★★★★(私は自ら検問に突入しますけど何か問題でも? ほら検問官殿が喜んでますよ?)