購入価格 ¥0
京都の景勝地『るり渓』に向かうルートの中で一番マイナーそうな道。
通行人には舗装林道と間違われるる事も多いようですが、南丹市の天引とるり渓を結ぶれっきとした市道です。
コース後半に傾斜10%越えの荒れた路面が延々と続くいわゆる"酷道・険道・腐道"の類で、北摂最高峰の深山(みやま。標高790.5 m)の中腹に沿って上るので頂上の標高も高い。というか北摂界隈の峠の中で一番高いと思われる大阪府道・京都府道731号天王亀岡線の名無し峠と1mぐらいしか違わない。(※大野山へ上る道は厳密には峠道ではないので除外)
ロードでも無理矢理行けなくはないですが、激坂と落ち葉で結構スリッピーなのでお勧めしません。グラベルロードやシクロクロスやMTBでアタックする事をお勧めします。
~スペック~
==============
園部側
距離 4.9[km]
標高差 374.6[m]
平均勾配 7.6[%]
るり渓側
距離 1.4[km]
標高差 71.1[m]
平均勾配 5.1[%]
園部側入口標高 225.9[m]
るり渓側入口標高 529.4[m]
頂上の標高 600.5[m]
全長 6.3[km]
==============
写真撮影時は天引からるり渓へ向かって走ったのでその順でご紹介します。
国道372号線(通称みなつ)の天引トンネルの坂の京都側、旧道との分岐付近に農道の入り口にしか見えない分岐がもう1本ある。

ここが市道の入り口です。
左が天引ゴルフ場線、中央が現国道372号線の天引トンネルへ向かう上り。
右上の一段高い道が天引峠の旧道です。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=16479&forum=124&post_id=28439#forumpost28439しばらくはR372と並走しますが、しばらく行くと森の中に入っていく。

隣には渓流が流れ、路面には落ち葉が積もっている。
しばらく行くと杉の伐採が行われていた。

一気に視界が開ける。
この後も道沿いの何か所かで伐採が行われていた。

荒い作りの橋(なのか?)に遭遇。
右側は滝。

看板は山の所有者又は場所の識別用でしょうか。
こういった看板が何か所かありました。

林道やきめし線?
作業道でしょうか...?
別の支線の分岐です。

========
ガヨの谷
柳がたわ
ウドの谷
蛇岩
大谷
埴生
八田
隠れの谷
ケヤキの谷
========
の入り口...なのかな?
ネーミングが面白い。
今回は市道がメインなので入口の看板を撮影しただけで奥へは入ってませんが...入っていいのかこれ?
よく分からなかったのでパスで。
ガヨの谷辺りからだんだん傾斜がきつくなっていく。
広い伐採地を抜ける。

結構上ったはずなのだか稜線はまだまだ上だ。

なかなかの傾斜。

ヘアピンコーナーの落差も凄い。
動物の白骨を発見。

凄い牙ですね。かなり大物のイノシシです。
こんな感じの森の中の激坂をせっせと上ってい行くとやがて木々の密度が下がってきて
「もうそろそろかな?」
と感じた辺りで峠の頂上に到着した。

ゴルフ場を右手に見ながら下っていくとゴルフ場のゲート。

るり渓ゴルフクラブです。
プレイヤーの皆様はまさかここを抜けてくるとは思うまい。
更に下るとるり渓温泉と付近に合流。
市道はここまで。

右の写真の右の道から出てきました。
余談ですがこの辺りは私が中学生だった頃に訪れたことがあるのですが、当時付近はただの空き地でした。
今は日帰り温泉やカフェがあり完全にリゾート地化。
補給がしやすくて助かります。
【総評】
景色が良い楽しい道ですが、スリッピーな激坂区間もあるのでロードだとちょっと厳しいかも。
グラベル系の自転車なら冒険ポタリング感覚で抜けれます。
距離と標高差があるので走り応えは最高です。
価格評価→★★★★★(通行無料)
評 価→★★★★★(楽しい道)