¥14,500+税 (SYNC CORE/SYNC KINETICセット品)
CATEYE のフロントライト、前後ライトやスマホと連動する 500lm のライトです。
■ざっくりまとめると
・フロントライトとリアライトが連動して点灯。
・ハイ 500 lm、ロー 100 lm と十分な性能。
・スマホで点灯モードの有効、無効が切り替えられる。
・小型軽量
一番の売りはフロントライトを点灯させるとリアライトも連動して点灯する点。
ライド中にトンネルに出くわし、一旦停車して前後ライトを点灯して再スタート、
トンネル抜けた後にまた止まって消灯させる・・・実に面倒・・・
そんな時に活躍するちょっとだけ便利な前後ライトの連動機能が欲しくて国内版を購入しました。
(OMNI3 AUTO、REFLEX AUTO は持ってるんですけど気になるじゃないですか、こういうの。)
■スペック
Li-ion (3.6V-2,200mAh)
ハイ:2時間 (約500ルーメン)
ミドル:9時間(約150ルーメン)
ロー:15時間(約100ルーメン)
デイタイムハイパーコンスタント:18時間(約100ルーメン)
点滅:130時間(約100ルーメン)
ミドル、ローでの運用がメインになりますが、夜の峠を走らなければ十分な明るさです。
急速充電回路内蔵となっているので、もしかしたらVolt800と同じく定電圧回路が入っているかも知れません。
暇があればダラ落ち型のライトなのか確認してみたいですね。
なお Volt400/800 と違いバッテリーが交換出来ないため、夜間走行が長くなる用途では
メインライトには向きませんのでサブライトとして運用する形になるでしょう。
その代わりに小型軽量で前後ライト連動やスマホ連動が出来る点が大きな違いです。
バッテリ交換不可はブルベやオーバーナイト大好きな人にとってはデメリットかもしれませんが、
普通の人にとっては必要十分なスペックと思います。
サイズ感としては Volt200 に近いでしょうか。
左から HL-EL140 / Volt200 / Volt400 / Volt 800 / SYNC CORE です。
■連動機能
前後ライトの連動機能は地味に便利です、本当に地味ですが便利です。
リアライトも連動対応のSYNC KINETICまたはSYNC WAREABLEが必要になるので
一式揃えるのであればセット品を購入するのが良いでしょう。
スマホとの連動には CatEyeSync アプリを利用します。
前後ライトの連動をさせるためにはライトをアプリに登録する必要があります。
アプリでは以下の事が可能です。
・バッテリー残量確認
・バッテリー充電完了通知
・ライト点灯、消灯
・ライト点灯モードの編集
この中で役立ちそうなのは点灯モードの編集ぐらいでしょうか、点滅が不要であれば点灯モードから省くことが出来ます。
それ以外の機能は・・・購入直後に一通り遊んだら使わなくなるおまけ機能とでも言いましょうか。
また、連動機能のためにスタンバイ、スリープモードが追加されています。
・スタンバイ:スマホや他のライトと連動可能な状態
・スリープ:スマホや他のライトと連動しない状態、スタンバイから約4日程度放置で遷移。ボタンを1回押したら解除。
今のところスタンバイの消費電力は自然放電+α程度の微々たるもののように感じます。
気になる人はライドの前に30分ほど充電すれば十分でしょう。
■コスト
フロントで¥9000、リアで¥7000、セット品でも¥14500となかなかのお値段。。。
だと思ったんですが定価で考えると Volt400 ¥8500 + Rapid X2 Kinetic ¥6000 と大差ないお値段でした。
海外通販の超値引きを見慣れていると感覚がおかしくなりますね。
■技適
スマホ連動、ライト連動のため Bluetooth Low Energy が搭載されており、
もちろんこの機器も総務省の認定を受けて技適マークが付いています。
認証番号を調べると CMAX 製のBLEモジュールが利用されています。
工事設計認証番号:204-640002
https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jg01_01&PC=204&TC=N&PK=1&FN=220test&SN=%94%46%8F%D8&LN=25&R1=*****&R2=*****技適マークがシールではなく筐体に刻まれていること、OEM用のBLEモジュールで技適が通っていることから
海外向けも同じ筐体で販売されている可能性がとても高いように思われます。
(日本国内向けだけのために、わざわざ金型を別にあつらえている可能性もありますけど。。。)
■ファームウェア
BLE対応品のため、なんとライトなのにファームウェアがあります。
アップデートには Windows または Mac に Firmware Updater for CatEyeSYNC をインストールする必要があります。
アップデートとリリースノートの確認にのみ利用するので何か問題があるときだけ使うことになるでしょう。
(スマホからファームウェアのアップデートは出来ません、アップデート通知と設定のみです。)
ファームウェアアップデートの流れはこんな感じです。
■まとめ
これからライト一式を揃える人にお勧めします、これ1本あれば大体は困らないでしょう。
Volt400/800を持っている人でもライド中のちょっとしたストレスを解決したいならアリです。
ガジェット大好きな人はあまり期待せずに地味な便利さを堪能しましょう。
価格評価→★★★★☆(Volt400に連動機能がついたらこんなもんかと)
評 価→★★★★☆
<オプション>
カタログ重量→ 94g