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[Cycling Courses] 兵庫県道12号川西篠山線 西峠&古坂峠
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=15112&forum=124&post_id=26204#forumpost26204のレビューにある古坂峠の篠山市(もうすぐ丹波篠山市に市名変更)側の麓にデルタ地帯っぽい形状の交差点がある。

この交差点から県道308号線を西に向かって走ると不通区間に行き当たるため基本的には行き止まり県道と認識されている。
だがしかし。
その途中から
[Cycling Courses] 青原峠(のら坂)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=16203&forum=124&post_id=28026#forumpost28026の途中付近にある、後川奥(しつかわおく)の集落まで抜けられる林道が存在する。
この道の正式名称は不明だが曽地奥林道(そうじおくりんどう)と呼ばれている廃道酷道険道腐道の類が大好物な皆様には結構有名な道。林道と呼ばれているが全区間舗装済みでグラベルロード等でプチ冒険アタックするのに丁度いい感じの道である。
~スペック~
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曽地奥側
距離 2.4[km]
標高差 193[m]
平均勾配 8.03[%]
後川奥側
距離 1.5[km]
標高差 119[m]
平均勾配 7.93[%]
曽地奥側分岐標高 271[m]
後川奥側分岐標高 345[m]
曽地奥林道頂上標高 464[m]
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レビュー用写真撮影時は後川奥からMTBでアタックしたのでその道順に沿ってご紹介します。
さて、この曽地奥林道、とにかく入口が分かりにくい。
青原峠(のら坂)の途中、後川奥地区の一番民家が密集してる辺りから坂を少し下った所に、予備知識無しでは間違いなく見落とすであろう細い分岐があるのだ。
上り方向ではこんな感じ。

道があるのは分かるが、入ってもすぐ無くなりそうな雰囲気の細い道で存在感が薄い。
下り方向ではこんな感じ。

ブラインドコーナーの影なので豪快に下っていると通過して坂を上り直すこと必至。
ここを入っていきます。
しばらく行くと防獣ネットがある。

林道やトレイルの入り口等でよく遭遇する鍵が掛かっていない柵や扉は動物の食害を防ぐためのもの。防ぎたいのは動物だけで、人の往来を防ぐものではありません。
なので、
『開けて通過したら閉める』
というルールさえ守れば誰が通ってもOK。従って、ここのネットも通過OKです。
ボロボロのビニール袋が結び付けられていますが、これはイタズラの類ではなくネットの視認性を上げるものだと思います。薄暗い時間帯にネットの存在に気付かなかったら突っ込んでしまうのでw
しばらく行くとヤバい物を見つけてしまった。

道の隣を流れる小川の護岸ブロックの下が貫通穴になってしまっているw
こんなマイナー路線の正にこの場所で対向車が来て路肩に避けるなんて事は無いとは思いたいけど車だと踏み抜くかも。普通に道路の真下(写真手前側)も抉れて逝ってるパターンなので大雨の後は要注意だ。
更に進むと落ち葉の積もったコンクリとアスファルトが交互に現れ、うねうねと上っていく。

落ち葉は積もっているが舗装自体は割と滑らかだ。
森の中を進んでいるのであまり展望は無いが、単純な森ではなく岩場とか小さな谷川の支流も見えたりして変化があって面白い。進行方向左側(西側)は、
『入山禁止 by山主』
という旨の看板が幾つか見受けられた。
途中で振り返ってみた。

森の中を滑らかな曲線を描きながら上ってくる雰囲気の良さ、分かります?
頂上は小さな切り通し。

一気に視界が開ける。
ここには先程の入山禁止エリアへ続く道があるが、門はしっかり施錠されている。

こういう柵は進入禁止だ。
曽地奥側の路面も後川奥側と同じくコンクリとアスファルトが交互に現れるパターンで落ち葉が積もっているけど比較的滑らか。所々木の根で盛り上がった場所もあった気がするが、MTBで走った感じでは気になる程ではありませんでした。

木が少なく開けており、周りの山が見えて展望が良い感じです。
みんな大好き(?)山の中の鉄塔もある。

真下までは入れないけど道はすぐそばを通る。
適度なワインディングと展望を楽しみながら坂の下まで下る事が出来た。
坂全体の平均勾配はどちら側もほぼ同じですが、曽地奥側の方が長いので上るとしたらこちらの方がキツイです。
下りきると県道308号線に合流。
困った事にこちら側の入り口も分かりにくい。

目印として案内看板があるのだが、私が通った時は看板が顔面から地面に突っ伏していて機能していなかった。
なるほど、これがゴメン寝というやつか(違)
※写真は私が適当に戻してから撮ったものです。
その他に目印らしい目印は無いので、例のデルタ交差点から2.7[km]程進んだ、曽地奥の民家が集中しているエリアを少し通り過ぎた辺りにある左に続く脇道としか言いようがない(^^;
写真を頼りに頑張って特定して頂きたい。
【総評】
落ち葉の積もった滑らかな舗装路でプチ探検アタックが楽しめる静かな峠道。普通のロードでも通る事は出来ますが、ストイックに攻めようとすると落ち葉がストレスになりそうなので、グラベルロードやシクロクロス車、ツーリング車、MTB等でのんびり走るのに向いている道な気がします。
防獣ネットの取り扱い(開けたら閉める!!)と例の路肩の穴と動物との遭遇に注意してのんびり楽しみましょう♪
価格評価→★★★★★(通行無料)
評 価→★★★★★(のんびり走りたい人向けの道)