NTN 両側 6806ZZ
購入価格 ¥1,574(1台分として)
久しぶりのレビュー。
以前はTCR 0に乗っていたのだが、自動車に追突されて廃車となり、CAAD12 DISCに乗り換えた。 が純正BB(一応FSAのBB30用)のベアリングがどうもアクスルを痛めているようだとわかり、距離にして1,500km強で純正ベアリングは鉄屑に。 その際、自転車用の高価なベアリングではなく、同じサイズの汎用ベアリングで代用できるのでは?というアレな考えが芽生えてしまったのである。 探してみる。モノタロウにあった。しかも安い・・・1個税込787円である。4個(つまり2台分)でも3,148円。 材質はベアリングとしては当たり前のSUJ2。高炭素クロム鋼である。 SUS440C製と悩んだものの、どうせ両Z(両側鋼板シールド)なら浸水した時点でベアリング自体を交換してしまうのでそこまですることないだろうということでこちらにした。 さて、そいうわけで2台分注文して1セット目を圧入。 この作業自体はごく普通の圧入作業。ただし新しいBB30スピンドルが引っ掛かりもせずがたつきもしないというオマケはあった。
とりあえず大洗まで徹夜でライドしたり普通に水ぶっかけて洗車したりしたが、グリスを薄く塗っとけばそもそもなかなか錆びない。
そんなことより。そんなことよりですよ。 めっちゃくちゃよく回る。 思い切りスプリントしようが上りでゴリゴリトルク掛けようが平地でガンガン回そうが静かに回り続ける。 圧入当初から「思ったより回るな~」とか思っていたのだが、1,000kmを超えたあたりからぶっ壊れたのかと思うほど回る。でもグリスが抜けたわけではない。 クランクを勢いつけて逆回転させると5回転くらい回る。 両Zとは言え、これが日本製ベアリング・・・これが本来のBB30/BB30Aのあるべき姿なのだろうか。 そう思える一品である。
価格評価→★★★★★(本来は自転車用ではないがそれでも安い。そして日本製造) 評 価→★★★★★(精度もアタリの滑らかさも文句なし。最高)
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