購入価格 ¥800(税別)
【購入経緯】
ある日私はYou Tubeで、エンジンの排気音で奏でる"エキゾーストミュージック"の音色を楽しんでいた。F1のV10エンジンで奏でる英国国歌から、旧車會のコール職人による水戸黄門まで色々あって面白い。
すると関連動画に、
『ケーブルインジェクタと5-56で、バイクのスロットルを激軽にしてみた。』
という趣旨の動画が出てきた。
面白そうなので拝見してみたところ、そのケーブルインジェクタという道具は自転車にも流用出来そうだった。
早速人柱になるべく、大阪梅田のシルベストサイクルの旧店舗が入っていたビルの向かいにある黄色いビル、南海部品本店で購入しました。バイク部品屋さんなら大抵置いてると思います。
メーカーはバイクいじりされる方ならお馴染みのKITACOブランド。他のブランドからもOEMと思しきケーブルインジェクタが発売されています。
何処が本家かは知らんw
【使ってみた】
見た目はこんなの。
ゴムの筒を金属でクランプするだけの簡単な機構。
ゴム筒の中はタケノコ状になっていて奥に小さな穴があります。
そしてゴムの筒は切れ込みがあってクランプを解除すると切れ込みが開きます。
タケノコのどこかの段にアウタワイヤを、奥の小さい穴にインナーケーブルをクランプし、横の穴からスプレー缶オイルのノズルを突っ込んで吹くと、アウタ内にオイルが圧送注油される仕組み。
買ってはみたもののしばらく出番が無くて眠ってたのですが、妻の愛車、Bianchi Intenso のシフトケーブルが渋くなってきたので使ってみました。
写真はアウターキャップを外して作業してますが、後でアウターキャップ付きの方がシール性が良くて作業しやすい事が判明。元々自転車のワイヤ類より遥かにゴツいバイクのワイヤ類に使うものなので何かしらの手段をもってアウタを太くする必要があるようだ。
また、オイル注入口とオイル缶のスプレーノズルの相性があるらしい。
一番使いたかったワコーズのメンテルーブでは上手くいかず、クランプのし方やノズルの種類など色々試してみると、エーゼットのCKM-001 超極圧・水置換スプレー 420ml で成功。ブレーキアウタの反対側からオイルが出てきて上手く注油できました。
注油後はシフトケーブルの引きが軽くなったのでワイヤ由来の抵抗はちゃんと取れたようです。これで軽快なシフティングミュージックが奏でられるように...はなりませんが、バイクでも自転車でもワイヤの引きが軽い事はいいことだ。
最後に使用上の注意ですが、
ワイヤインジェクタで上手くクランプしても完全にシール出来ているとは限りませんし、どのみちアウタワイヤの反対側からオイルが噴出してくるので、オイル注入の際はウエス等でちゃんと養生して下さい。
【総評】
インナーケーブルをいちいち抜かなくてもワイヤに注油出来る便利な道具。
このケーブルインジェクタはバイク用なので自転車に使うにはちょっとデカいですが、一応流用可能な事を確認出来ました。
どこかのメーカーが、自転車専用の一回り小さいサイズを作ってくれないかな~。(チラッ)
価格評価→★★★☆☆(普通)
評 価→★★☆☆☆(一応流用可能。作業が上手くいけばとても便利な道具。自転車用サイズがあればもっと便利なんだけど...。)