場所は都内多摩地区では有名なスポット、尾根幹線の連光寺坂上にありましたが、
2017年上旬に母屋の火事で、2年足らずで他所に移転。
この道30年超の凄腕店長は、“頑固な職人”な雰囲気など全くなく、
老若男女問わず、いつも柔らかな笑顔で気さくに出迎え、
知識の泉のような豊富な会話を提供してくれました。
警察と合同で安全活動にも尽力される、本当に自転車を愛される方。
カフェ空間としては、とても心地良い時を与えてもらえる場所でしたが、
ここでは、純粋な自転車屋として語ります。
開店後、まもなく年間35000円で、メンテナンス他工賃ゼロ、
というクルマのメンテナンスパックのようなサービスを始めました。
パーツ持ち込みOK、バイクの種類、台数は制限無し。
複数台持ちには素晴らしいサービス、勿論1年契約しました。
ところが・・・
①ロードのハブOH。
直後50キロ走行したところで、ハブにガタ発生。
出先のショップに飛び込み再調整。
②ミニベロのタイヤチューブ交換。
特に納期は指定せずに依頼、1か月後に受け取りに行ったところ、
いまだ手つかず・・・、あわてて店内に居た常連さんの手を借りて1時間後に完了。
③クロスバイクのコンポ載せ替え。
ミニベロで懲りたので、納期を指定し、納期通り作業完了。
やればできるじゃんと一旦は感心しましたが、
翌日の初試乗で、ほぼ全てのギアで異音発生、再調整。
その後、他店で指摘されました、Fブレーキシューの方向が逆でした。
④ペダル2組のOH。
預けてから2年以上経過しましたが、移転で荷物整理がつかずに返却不可能とのこと。
ちなみに、移転からは1年以上経過しています。
他にも、細かな珍話はありますが、割愛します。
長年プロを相手にメカニックをされていて、
ツールドフランス史上、最もカッコイイ勝ち方をした
米国グレッグ・レモン氏とも親交のある御方。
その凄腕は最早錆びついてしまったのか。。。
残念ながら、私にはその片鱗を感ずることはできませんでした。
評 価→☆☆☆☆☆
(自転車屋としての最低水準に達せず)
誰にでも愛される人柄はカフェのマスターとしては最高でした。