購入価格 ￥4000
チューブレスタイヤのビードを上げるためには、リムにタイヤをはめたあと、リムとビードがうまく密着するよう、
タイヤを揉んだり引っ張ったりして馴染ませ、その上でフロアポンプで空気を入れる…のだが、正直、リムの形とかタイヤとの相性とかで、成功率はそんなに高くない。
こういうとき、ゴールスプリントの形相で必死にポンピングしてもたいていダメで、
人力でバルブ付近やタイヤの折り目から抜けるエアを上回るのは極めて厳しい。
一度チューブを入れてビードを上げて、片側だけビードを落としてからチューブを摘出、然る後チューブレスバルブを装着してビード上げしたり、CO2インフレーターを無駄遣いしたり、しんどい思いをしていたが耐えられなくなってタンク購入。
勢い余ってコンプレッサーを買わなかった自分を褒めてやりたい。
単純な構造で、11気圧まで対応の高圧タンクに、加圧用の米式バルブと、タイヤに空気を送るためのホース、そして、その流路を開閉するレバーで構成されている。
レバーが閉鎖状態になっているのを確認した上で、フロアポンプをタンクに接続し加圧。
ホースをビード上げするホイールに接続し、レバーを開放するとタンク内の空気が一気に流れ込み、ビードを上げるというわけ。
シクロクロスタイヤもMTBタイヤも、たいてい一発でビードが上がる。
なお、バルブコアを外すと初速が稼げるので成功率が上がる。
↑これがレバー開放状態
↑バルブヘッドは可もなく不可もなく。気に入らなければ好きなのに交換すればいい。
本体の作りに高級感はないが、安っぽさや華奢さもない。
チューブレスタイヤを頻繁に使うなら、この手のタンクを持っておいて損はないと思う。
ただひとつ難点を挙げるなら、手持ちのポンプがヒラメ仏式なので、このタンクに加圧するには仏式→米式変換アダプタが必要なことか…
そんなもの市販されていないので、余ったフレンチバルブと余ったポンプヘッドをチューブでつないだものを用意している。
価格評価→★★★★★ セール品をゲット
評 価→★★★★☆ 米式バルブが難点
