購入価格 ¥ 7,500 (amazon.co.jp)
現時点でMavicのロード用UST(Universal System Tubeless)対応の唯一のタイヤ。サイズは25cと28cがあり、購入したのは25c。使用ホイールはMavic Cosmic Elite UST。
【タイヤの耐久性】
まだ100km程度しか乗っていないので不明。ただ触った感じはコンチGP4000S IIの3分の2という感じの厚みで、耐パンク性はあまり高くないのではないか、という印象を持ちました。良く言えばしなやかそうなコンパウンド。コンチというよりMichelin Pro 4に近い。
【グリップ能力など】
ダウンヒルでの攻めた走りやウェットでの走行などは基本的にやらないのでそのあたりは他の方に評価をお願いします。
【はめやすさ】
これはさすがUSTという感じで、タイヤをはめるまで、あるいはビードがあがるまで相当苦労する、ということはありませんでした。タイヤのはめにくさは、Cosmic Elite USTとの組み合わせで「若干きついクリンチャー」という感じ。ただタイヤレバーは私の場合は絶対に必要でした。
ビードは20psiで難なく上がってくれることもあれば、40psiが閾値となってその近辺で高速ポンピングしないと上がってくれないこともありました。でもビードのあたりをよくもみこんでやると、普通のフロアポンプでもまず上がってくれると思います。
石鹸水は不要でした。シーラントは最初FINISH LINEの製品を使いましたが2〜3日経過しても空気圧低下が尋常ではなかったので、Stan's NoTubesに変えました。すると1時間後にはもう乗れる状態になっていました。
【乗り心地】
最初はMavic推奨の6barで乗っていました。これでもクリンチャー(Yksion Elite)よりは十分に気持ち良くて驚きましたが、乗っているうちに「もっと低くても全然OKでは?」と思ったので最近は5barで乗っています。
いわゆる路面情報はあまり伝わってこない感じはします。フワフワとしたものの上に乗っている感じ。30km/h付近の維持は楽になる印象。使いはじめは帰宅したらいつもより追い込んだ走りをしていたようで思いのほか疲れていました。
5barでももさっとするとかそういうことはまったくありません。体重にもよると思いますが、タイヤサイドに推奨6barと書いてあるからといってそれが日本人に適した数字であるわけがありません。サガンの体重は73kg。コンタドール62kg。フルーム68kg。
Mavicがそういうレーサーを基準にこのタイヤを開発しているわけではないと思いますが、このタイヤを使う競技志向の日本人の多くは60kg以下が多勢を占めるでしょう。すると「推奨6bar」は何の根拠もない数字だと思うのでスウィートスポットは各自で研究するのが良いタイヤなのでしょう。
価格評価→★★★☆☆ 耐久性にもよりますが安くはないかなという印象。
評 価→★★★★☆ チューブラーほどではないにせよクリンチャーよりは明らかに乗り心地は格上。これまでに乗ったタイヤの中ではVeloflex Roubaix 25cにいちばん良く似ている印象。