購入価格 ¥(完成車付属品)
2mm、2.5mm、3mm、4mm、5mm、6mm、8mm の6角レンチに、プラスとマイナスのドライバー、トルクスレンチ(T25)というわけで10ツール。外形の縦横高さはおおよそ35mm×72mm×23mmです。重さは130gほど。2015年にMTB(cboardman)を購入したときの付属品です。
ツールの精度、本体の握りやすさは良好。ツール開閉の硬さも適切。ツールは55mmと比較的長めで、届きやすいのも助かります。使用時に感じるストレスは少ない方ではないかと思います。なお6角8mmは、6mmに8mmソケットを差して使います。画像中央に8mmが嵌っていますが、これが実は枠に挟まっているだけで、いずれ緩んで落ちるんじゃないかと・・・
さて、サイクルスポーツ2018年7月号の特集記事「本当に使える携帯工具はどれだ?」では、次のような評価指標を「ツールスコア」として提唱しています。
ツールスコア = 縦mm×横mm×高さmm/重量g/ツール数
つまり、体積が小さく、ツール数が多ければその携帯工具はスコアが小さい値となり高評価となる。しかし、ただ短小にして詰め込んで高評価になるだけではダメ。つまり、金属製品であるツールの充填率が大きいほど重くなり、スコアが小さくなり高評価となり、こうなると高密度集積でかつ使い勝手も良いはず、といった発想で式を構成したのだと理解できます。で、LifeLine Essential 10 in 1のツールスコアは44程度になります。この数値が優秀かといえば、サイクルスポーツの特集記事でエントリーする25の携帯工具と比較すると、ごく普通の値。しかし、サイスポの特集記事でも述べられていますが、「何が必要かは人それぞれ」ですので、小型で多ツール高集積を優先するのか、現場での使いやすさを優先するのか、といったあたりの重みづけが変われば、携帯工具の評価も変わってきます。
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最近は一度に200kmも走らないので、ワタシ的にはこのツール数は多すぎ。というわけでこれを持ち歩いてはいないのですが、扱いやすい良品だと思いました。
評 価→★★★★☆
実測重量 130g