購入価格 ¥5,299
中国のサイクルコンピュータメーカー、Wuhan Qiwu Technology Co., Ltd.製のANT+規格とBluetooth規格に両対応したハートレートセンサー。1台で2台分の機能を持っているのに、お値段そのまま。いやはや、中華恐るべし。
本品の特徴は、前述の通りANT+とBluetoothの両規格に1台で対応が可能なこと。スマートトレーナーとの接続はBluetoothで、サイクルコンピュータとの接続はANT+でと接続方式が異なる場合でも、センサーを使い分けることなく対応が可能です。ハートレートセンサーは自転車を降りたら取り外すものなので(ずっと付けっぱなしという方、まさかいらっしゃらないですよね…?)、両接続方式に対応しているメリットは正直ケイデンスセンサーほどではありません。とはいえ「使うハートレートセンサーを実走とバーチャルライドでいちいち変える」という手間は、間違いなく減らすことができます。
またサイコン用とトレーナー用で、それぞれ既にハートレートセンサーを持っていたとしても、本品を買っておけば1台で両方の予備機材になります。たとえばライドの前に「電池が切れていて信号が来ない!でも予備電池買ってない!詰んだ!」という事態に陥ったときにも、サッと取り出して付け替えるだけでOK。バックアップのありがたみを実感できるでしょう(したくないけど)。
ハートレートセンサーとしての機能/性能は、極めて普通です。CATEYEのBluetooth対応ハートレートセンサーや、Garminの純正ハートレートセンサーと比較して、接続方式以外に特筆すべき優位点はありません。とはいえ、劣っている点も全然ありません。サイズ感も同等程度で、極端な差を感じることはありませんでした。
▼Garmin/本品/CATEYE(フロント)
▼Garmin/本品/CATEYE(リア)
それと、トレーナーを使いまくると心拍センサーのベルトがアッという間に劣化して交換を余儀なくされるのですが、本品はCATEYEの格安心拍センサーベルト「160-3595」と取付部分のサイズに互換性があります。実際に付け替えて試してみましたが、普通に動作しました。なので、ベルトがダメになっても簡単に交換可能です。
唯一のネガ(というほどでもないですが)は、CATEYEのBluetooth対応ハートレートセンサー「HR12」にあるリセットボタンが本品には無いことぐらいでしょうか。
「スマートトレーナーを買って新しくBluetooth対応ハートレートセンサーが必要」という方はもちろん、「予備のセンサーを持っておきたい」という方も。1台でどちらの接続方式にも対応できる本品は、十分以上に検討に値する製品であると考えます。
価格評価→★★★★★(1台分で2度おいしい)
評 価→★★★★★(普通に使えます)