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バーチャルサイクリングサービス。ZWIFT同様、CG映像でアバターや風景を生成しています。現在は無料で、βテスト中のサービスとして提供されているようです。
https://www.roadgrandtours.com/サイトのデモではえらく高品位なCG映像が流れていたので、こんな映像世界に没入できるのか!ZWIFTより全然リアリティがあるじゃないか!という驚きとともに、速攻でサインアップを済ませました。無料だし。
早速アプリをダウンロードしてセッティングを…と思いましたが、アプリケーションはWindows用とMacOS用しか提供されていません。またスマートトレーナー/ケイデンスセンサー/ハートレートモニターと、PCとの接続はANT+になります。私はiPad+BluetoothでZWIFT環境を作っていたので、ANT+用のドングルを別途購入する必要がありました。
アプリケーションのダウンロードには有線LANを使いましたが、かなりの時間がかかります。インストール後にCドライブに生成されたフォルダの容量は、およそ1.2GB。ZWIFTが約1.7GBなので、それよりは少ないですがモバイル回線を使っている方は要注意ですね。
アプリを起動後に、ANT+のドングルを通じて認識された機器を接続していきます。XOSSのANT+/Bluetoothケイデンスセンサーも含めサクッと認識・接続を済ませることができました。Wahoo KICKR/KICKR CLIMBとの負荷・斜度の連動もバッチリです。
コースを選んで早速走り始めます…あれ?なんだかZWIFTのアバターに比べて、ずんぐりむっくりした印象です。そして、画面内のオブジェクトもなんか精細感に欠ける感じが。
まあ、想定の範囲ではありましたが、「今のところ(β版らしいので)」実際の画面はデモ映像より数段落ちます。初代PlayStationのOP映像と、実際のゲーム画面ぐらいの違いを感じてしまいました。映像に期待しすぎると、ご当地アイドルが実はゾンビだった、ぐらいの残念感を感じる羽目になります。
路面の脇の草のオブジェクトが近づくにつれてパッと出てくるとか、いろいろ表現に荒削りな部分が残っていたり、選べるコースも多くはないなど、正直まだまだ。現状だと有料化されても、課金はできないですねー。
なんですが、地平線まで見渡せる世界の広々とした奥行き観は、ZWIFTに箱庭感を感じてしまうぐらいの圧倒的な気持ち良さ。これは大画面で遊んでみたい!と感じます。イマドキ感のあるインターフェイスのデザインもGOOD。また使用したのはCore i5-3320Mの低スペック&古いモバイルノートですが、動作がカクついたり突然落ちたりということはありませんでした。
▼この広々感!
これからブラッシュアップを重ねていけば、ZWIFTのかなり強力なコンペティターになってくれるのではないか、と期待しています。走行データはStravaに自動アップロードして一元管理できるので、気分によって使い分けられるようになるといいなー。ぜひ、いい感じにサービスと機能を充実させていって欲しいです。
▼カーブのキツさに応じて斜めになる視界で自転車の傾きを表現(ZWIFTは水平のまま)。…でも、トレーナーが斜めにならないので違和感の方が大きいかなー。
▼誰も走ってないのをいいことに、スプリントでトップを獲ってもジャージのご褒美なし。
▼KOMの開始ポイントまでの距離を教えてくれる。親切。
▼ライド終了画面。
▼基本過疎っているので他のライダーが画面内にいるのは相当珍しいです。
価格評価→★★★★★(今のところ無料)
評 価→★★★☆☆(ブラッシュアップに期待。あとiOS版出して!)