購入価格 ¥ たぶん5000円ぐらい(処分価格)
Y'sが“「山とサイクリストの店ヨシダ」と言って志木でやっていたころ買ったのですが、当時も聞いたこともないブランドでその後もいっさい名前を聞きません。他のお店でも見なかったのです。確か大田区辺りの住所が書いてあったように思います。マニアの職人さんが少量生産したのでしょうか?
しかし素晴らしいアイデアを満載したバッグだったので記録にとどめ、他の方の情報をお待ちします。
帆布バッグのスタイルを踏襲しながら、生地にコーデュラを採用し、インナーフレームでバッグを保持してハンドルとの間に空隙を作り、帆布バッグの欠点だったグリップ位置を狭める点やハンドルを振るとバッグがブリブリと揺れる点を克服しています。
内フレームとバッグはマジックテープでつなげて使うようになっていて、収納時は小さくなります。
またフックは非常に軽い角パイプに挿すようになっていて着脱が簡単です。当初はアルミ合金製だったのですがなくしたので鉄で作り直して使いました。
角パイプはリベットナットで内フレームと強くネジ止めするようになっています。
元はバッグ芯が入っていたのですが底をフロントキャリアで受ければ必須ではないので撤去していました。撮影のために白いケント紙を代わりに入れてあります。
上面にマップケースもついていたのですが消耗したため捨てました。
そのあとは洗濯ばさみや長いステンレスクリップで地図を直に留めて使用していました。このほうが軽くていい。
蓋は一般的なゴム+フックでも革ベルトでもなく面ファスナー(マジックテープ)留めで、蓋先端に芯,蓋裏に裏地が付けてあります。面ファスナーは弱くなって風で蓋がめくれてしまうことがしばしばありました。
またフックを紐やストラップで下に引いていないと、悪路でボーンとバッグごと跳ねてしまいます。
この品が話題にもならず売れなかった理由ですが、メーカーの小ささもありますが,組み立てないと形にならず展示できないことと当初の値段が高すぎたからだと思います。また当時の「バッグと言えば綿帆布」という壁も厚かったのだと思います。
何気なく買ったバッグですがその後長く使いいろいろなところに行きました。これを考案した職人がどういう人でその後どうなったのかできれば知りたいと思っています。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→1980年代
実測重量 325g 写真の状態、フック含む
蓋の四角い痕跡がDavidson のラベルが縫い付けてあった所。
なおこれのリニューアル版を自作しましたので後ほどアップします。