本来、登山用バックパックのショルダーに装着するポーチなのですが、2方向マジックテープによる装着システムなのでステムに装着することが可能。
コンパクトカメラなどの小物を収納するのに大変重宝しています。
購入価格 ¥800円程度の在庫処分価格(Amazon)
メーカーの[マウンテンダックス] mountaindaxは1970年代からバックパックをはじめとするアウトドア・クライミング用品の製品開発・販売を行っていましたが、東日本大震災により工場が被災、また海外ブランドとの価格競争に揉まれ2015年に倒産してしまいました。そのため、しばらくの間、在庫製品が破格の値段で流通していました。2015年からアウトドアメーカー「オクトス」が商標を引き継ぎ、復活を果たしています。この商品もリニューアルされ現在2000~3000円程度で販売されています
【購入動機】
当初は本来の目的であるバックパックのショルダーに装着するために購入しました。上記の経緯により他社の製品と比較して格安だったのが本製品を選択した最大理由です。
【使用感】
ロングライド用のコンパクトカメラを導入した際、その収納について考えました。
速射性を求めるとジャージのバックポケットが便利なのでしょうが、発汗による湿度の影響が心配です。また、速射ストラップの使用は運転への影響や落車時の破損が怖い。
しばらくサドルバックに収納していたのですが、撮影の度に降車しなければならないのが面倒で結局一枚も撮らずにスマートフォンのカメラで済まして帰ってきたことも。
そこで、バックパック用に機能・耐久性共に申し分なく使用していた本製品のことを思い出し、ステムに試してみたらなんとすんなり装着できました。
縦・横2方向マジックテープによる装着システムなのでステムの形式・長さに対して汎用性が高く、テープも幅広なので走行中に脱落することは絶対にないと断言できます。
装着手順は最初に縦方向のテープをセットし、その後横方向のテープでぐるっと巻いて補強する感じです。私は70mmのアヘッドステムに装着しているため少し窮屈ですが問題なく使用出来ています。
ローディーに人気のあるSONYのRX100がすっぽりジャストで入ります。ある程度のクッション性があるため私は裸のまま入れています。ただし防水性はないため雨が予想されるライドではジップロックを併用するなど対策を考えたほうが良いでしょう。このバックを導入して以来、大分気楽にカメラを使用することが出来るようになりました。まぁ、スマートフォンの速射性には敵いませんがね。
ダブルジッパーなので開閉が容易です。内部と外側にポケットがあり、外側のポケットはストレッチ素材を使用しているため伸縮性が高く使い勝手が良いです。
勿論カメラ以外でもスマートフォンや財布・カード、ちょっとした補給食など、常に手の届く場所にあって欲しい物品の収納に便利です。
本来登山用であるため耐久性が高く、購入後3年を経ていますが、ほつれ等の消耗は一切見られずあと10年はイケそうです。
他のアウトドアメーカーからもバックパックのショルダー用として様々な製品が発売されていますが、私が見てきた限り当製品のような柔軟性のある装着システムを使用している物はないようです。リニューアルされた現行品の装着システムを確認していませんが多分変わりはないでしょう。
私はたまたま破格の値段で購入しましたが、現行品の値段で購入しても十分元が取れる製品であると思います。
【サイズ】
サイズ(M)で15.5✕8✕3
現在は以下の二種類のサイズで展開されています。
DA581 15.5×8×3cm(iPhone7対応)
DA582 18.5×9×3.5cm(iPhone7 plus対応)
価格評価→★★★★★ 在庫処分品だったため格安。現行定価でも適正価格でしょう。
評 価→★★★★★ 使えるヤツ!
<オプション>
年 式→2015
カタログ重量→ 57g