購入価格 ¥108
カーボンフレームのタッチアップ
長く乗っているとフレームの表面が欠けたり、擦れたりしてカーボンの下地が見えたりします。深い傷や表層の割れもあります。
見た目もありますが、カーボン層に日光が当たったり水が入ったりしたら劣化が進みます。とにかく凹面は埋めたいです。今まではエポキシを使ったり、熱硬化するポリエルテル(FRP用の樹脂)を用いたりしていましたが、作業性が悪く不便を感じていました。
100均でUV硬化レジンが売っていることを知り使って見ました。
シートステイのサドル側に近い位置で、サドルバックで擦れて表面の樹脂が削れ、カーボンが見えている場所に樹脂を盛ります。
患部が水平になるようにフレームを傾け、セリアのUVレジンハードタイプを直接盛り込みます。この樹脂の良いところは、厚塗りが出来る、硬化しても肉痩せが無い、UV光を当てるまでは粘度の低い液体で筆塗りも出来る。また多くのカーボンフレームに用いられている表層材であるレジンと相性が良く、非常に良く食いつくなどです。硬化した後でもさらに盛り込みも可能です。
あまり目立つ場所では無いのでフラットより厚めに盛り込みます。ここでUVライトと言えば聞こえが良いですが、日本橋の電子パーツ屋で手に入れたUV-LEDと定電流ダイオードでリチウム電池を挟み込んだ代物でUV光を当てます。
硬化時間は約5分ですが、1分も当てると初期硬化が始まり取りあえず形状を保つようになります。このまま屋外で置いておくと30分程で完全に硬化します。
今回は硬化した表面にマジックペンで黒色を塗り、さらにその上から筆でもう一層レジンを塗り固めました。
フレーム以外にも、バッグ類のほつれ、ワイヤーなどのコーティング、樹脂パーツの補強などに使えます。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
カタログ重量→ 4g
