栃木県鹿沼市の古峯(ふるみね)神社への登坂と言えば、矢板市の八方ヶ原と並んで、栃木県内ではヒルクライムの聖地とまで言われるほどにメジャーなルートになってしまいました。休日ともなるとロード乗りの数がハンパなく・・・。しかもTVで紹介されたアーティスティックな御朱印の影響なのか、神社目当ての観光客も増えているような気がします。自分以外の自転車を見かけることがまずなかった静かな20世紀末の面影は最早、全くありません。鹿沼商工会議所が作成したサイクリングMAPにもこの登坂ルートがしっかり載っています。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=14963&forum=124https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=a4804d5081e62873d4f52abed8f7d5fbで、その古峯神社の奥に鎮座する庭園が
古峯園(こほうえん)
入場料300円。
梅や桜、ツツジ、山吹、しゃくなげ、あじさい、かえでの紅葉、赤松、、、落ち着きます。先を急がない自転車旅の方に、お薦めです。春の花の季節と秋の紅葉の時期が特によろしいかと思います。(・・・とか言っておきながら、自転車で行って入ったのは大昔、一回だけですが)
茶室(峯松庵)、御食事処(峯の茶屋)もあります。素朴な趣の茶屋定食は900円。観光地価格ではありませんのでご安心を。
脚自慢の方は、古峯神社からさらに400mほど標高を上げて(というか、ヒルクライムとしては神社から先が実は本番)古峰ヶ原高原を抜け、前日光の井戸湿原(ここは徒歩)で花や草紅葉を愛で、粕尾峠経由で、公害の原点・足尾鉱毒事件の舞台となった足尾に足を延ばすのも一興。充実の自転車旅となるでしょう。
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神社までクルマで来るとあっという間で、観光バスも停まる様はまさに俗世間ですが、県央から自転車で来ると、秘境感が漂い、何かの際(きわ)であることを実感します。ここから長い登山道を登降坂して標高を1000mほど稼き、日光華厳の滝を見下ろす茶ノ木平に歩き至る様子を想うと、神社の賑わいとは裏腹に、秘境感がさらに深まるのでした。
評 価→★★★★☆
神社の左手に入り口が・・・
このあたりは入ってすぐのところ・・・
桜は山桜がいいですよねぇ・・・
池もあります・・・
都心の河川でみるコイと同じはずですが・・・
こちらは御食事処(峯の茶屋)・・・
秋の紅葉も見事・・・
こんなふうに過ごしてみたい・・・
ず~っと登坂してさらに行くと牛さんが夏季を過ごす放牧場に到着・・・
その奥の井戸湿原の遅い春を徒歩で満喫・・・
秋には草紅葉が・・・