購入価格 シフト用/ブレーキ用 各¥410(梅シル)
ワイヤの末端処理。
我々サイクリストにとって小さいようで小さくない地味な悩みの種。
カラフルなアルマイトが施されたお気に入りのエンドキャップだと再利用したくなったり、消耗品であるが故に1円単位でケチりたくなったりするのが主な原因かと思う。まぁ、ガソリン価格に一喜一憂してるみたいなもんだ。
CBNでも過去に、
・大人しく普通のエンドキャップを普通に使う
・エンドキャップにグルーガンを流し込む
・エンドキャップに接着剤を流し込む
・エンドキャップを使わずに半田付け
・エンドキャップを使わずに接着剤で固める
・エンドキャップを使わずにマニキュアで固める(ちょっとカラフルになるw)
・エンドキャップを使わずに熱収縮チューブでまとめる
・圧着端子で代用してみる
・敢えてワイヤを切ったまま放置する
などなど色々な方法が試されてきたのを目にした。
私も最初はエンドキャップにグルーガンを流し込んで固定し再利用する方法を取っていたが強度が足りず、お気に入りのカラフルなエンドキャップが旅立っていく事があり、最終的には割り切ってシルバーの安いやつを潰して普通に使うという方法を取っていた。
そんな時、サイスポで本製品を見かけて脊髄反射的にポチった。それ以来本品を愛用。お陰様でワイヤ末端処理沼からは無事脱出した。
【本品の使用感】
ワイヤにすぽっとはめてネジを締めるだけ。
工具不要。
外観は同じですがシフト用とブレーキ用があり、穴のサイズが微妙に違う。目視で見分けるのは難しいが、はめてみれば感触で分かるので深く考える必要は無い。
ワイヤの端を本製品に挿入する際はワイヤを切断してそのまま挿入しても何ら問題ないが、ワイヤの先端にあらかじめ接着剤を含浸させ固めておくと解けにくくなるので再使用時の作業性が向上するのでお勧め。
固定力はネジさえちゃんと締まっていれば全く問題なく、少々引っ張っても取れないしそう簡単には吹っ飛んで逝ったりもしない。
私の手持ちの個体は3シーズン目だが、外観変化も機能性も買った時から変わっていない。
見た目はというと、普通のエンドキャップと違って凝った形状なのでメカメカしいパーツが好きな方には特におすすめ。
色も
黒 銀 赤 青 金 紫 ピンク 緑
の中から選べるので愛車のワンポイントコーディネートにも使える。
【ランニングコスト】
本品は破損又は腐食でもしない限り何度でも使えるので非常に経済的。
普通のワイヤーエンドキャップは1個数十円。1回のワイヤ交換で4個消費するので2~4回ぐらい付け外ししたら元が取れる計算になる。2シーズンもあれば元が取れるかと。
【その他覚書】
この商品の登場は3年ほど前だったと記憶しているが、タイミングが悪いことに変速系が電動化したことでシフトワイヤが電気ケーブルに置き換わってしまい、ブレーキ系が油圧ディスク化したことでブレーキワイヤが鉱物油に置き換わってしまった。よって最新コンポにおいて本製品の出番は無い。
しかし、大阪の某ケーブル屋さんが注目を集めたりと機械式コンポの人気はまだまだ根強いので、しばらくは購入可能かと思います。
また、本製品のOEMと思しき製品が微っ妙ょ~~に形状を変えて色々なブランドから出ている。本品も含め、もはやどれが本家でどれがOEMかも分からない(笑) 先日Bianchi乗りの妻にチェレステカラーのエンドキャップをプレゼントしたのだが、これも多分OEMだ。OEMまで含めるとカラーバリエーションは数多あるので色々楽しめると思う。
さて、どんな色があって発色が良さげなメーカーはっと。...あれ、また沼にハマってね?
【まとめ】
正真正銘何度でも繰り返し使用可能なワイヤーエンドキャップ。
カラーバリエーションが豊富でカラーコーディネートをして楽しめる。
価格評価→★★★★★(ランニングコストを考えれば安い)
評 価→★★★★★(文句なし)