・購入価格
¥8,800
・使用環境
ロングライド、グラベル
APIDURAのフレームバッグの最小モデルです。ロングライドやグラベルライドで2年近く使用しました。
◆構造
フレームへの取り付けは上部2箇所はトップチューブへマジックテープ、前後はバックルでのベルト式となります。
トップチューブに接する上辺は実測で約43cm。縦は最大幅12cm、底面部の幅は5cmほどです。
荷室は大きく分けて2つ。
右側がメインで底面まで大きくとってあり、サブの左は荷室を隔てる壁から膨らむ形。
止水ジッパーと持ちやすいタブ
上辺には右のメイン荷室につながる穴があり、モバイルバッテリーなどからのケーブルを通せます。
◆サイズ感
まずロードバイクですが、私のGIANT DEFY(Mサイズ)とRaleigh Clubman (520mm) ではどちらもフロント側がヘッドチューブに届いていません。
DEFYはスローピングがきついのでトップチューブの長さとは合いますが、カーボンフレームの径が太くダウンチューブにベルトが周りきりません。
この状態でも3箇所は固定できているので使用上は問題ありませんが、大きめのフレームの方は注意が必要です。
ARAYAのMuddyFox(480mm)では4点ともしっかり固定できます。
◆使用感
・収納
ロングライドでは補給食をメインの荷室に詰め込んでいます。容量は3Lですが、パワーバー系の補給食オンリーであれば10本以上楽に収納可能。私はパンやおにぎり、まんじゅうなども大胆に突っ込んでいます。一口サイズの5個入り餡パンやメロンパンなどでも袋の空気さえ抜けば入ります。
また、テント泊を含むツーリング時はポールをメインの荷室に収納しています。トップチューブとの間に挟んでベルトで巻き込むことも考えましたが、DEFYのようなカーボンロードではフレームが太すぎてできませんでした。
収納可能なポール長は約40cm。1~2人用テントのポール2~3本までは収まります。このおかげでバイクパッキングでのテントツーリングが可能になりました。ポールを入れても長さの関係から荷室下部に落ちてくることはないため、出し入れは多少不便になりますが補給食等も依然収納可能です。
左側は基本的に補給食のゴミや現地調達した観光マップなど、厚みのないものを入れています。サイクルジャージを着ないポタリングの時は小銭入れやスマホを入れることもありますが、たいてい面倒くさくなって右側にまとめてぶち込むことが多いかな。
・ペダリングへの影響
ダンシング時にトップチューブに巻いたベルトが太腿と擦ることがあり、多少気になりますが個人的には許容範囲。
また、内容物をパンパンに詰めるとバッグが接触することがありますが、そういう時は膝で両側からムギュッとプレスしてやればおとなしくなります。中の餡パンは死にます。
・防水性
防水バッグではありませんが、スマホやカメラ程度なら大雨の中泥まみれでも大丈夫でした。
◆総評
乗車中もアクセスしやすく、信号待ち中にさっと補給したりキャノンボール的な乗り方にも合うと思います。
個人的にはテントポールがギリギリ入ったのが一番嬉しかったポイント。旅の可能性が一気に広がりました。
容量も私の用途では必要十分ですが、サイズ感、特に長さは思ったよりも短いのでクロモリフレームなどでは見た目のバランスが悪いのが唯一の欠点です。
価格評価→★★★☆☆(最近は他社から安価なものも出てるので)
評 価→★★★★☆(もう少し長めならベスト)