購入価格¥4,721 (ワールドサイクル)
シマノの新105シリーズの11sワイドギア(SHI-M-ICSHG70011134)
■とりあえず使ってみて
▼良い
‐安く34Tが使える
これに尽きます。
先発のアルテグレードのR800もありますが,値段が違いますよ値段が。
私の宗教はチェーンとスプロケは対応段数の一番安いのを使うという教義がありますので
やっと出てくれた105グレードです。
そして何と言ってもフロントコンパクトで夢の34Tx34Tの11sですよ。
もう登れない坂なんてありません(←そんな事は無かった)
‐ギアテーブルがなかなか良い
11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T
こうするしか無いというテーブルではありますが,27Tまでは2T刻みなので
比較的コントロールしやすいテーブルです。
9sとか乗ってた身としては,11-27Tにおまけで30.34が使えるようなもんですよ(強引)

▼悪い
‐重い
ホイール中心部なので特に気にはならないですけど,明らかに重いですね。
これは金属の塊なんで仕方ないでしょう
‐見た目警察に捕まる可能性がある
私はワイドギア信者でコンパクトチェーンリングとワイドスプロケどんと来いなのですが
ごく一部のノーマルクランク&小スプロケット過激派には注意してください(なんだそれ)
では,下記製品詳細です。
■概要
105シリーズのスプロケですので,安心(?)の青箱入りです。


ロードしか乗ってない自分には結構衝撃だったのですが,なんとこのスプロケは
11sフリー専用ではありません。
MTBはどうやら10sフリーの寸法のママ,11s化してたんですね。。知らなかった。
ですので,MTB系と共用(?)のHGシリーズとなるこのスプロケは,
10sフリーに取り付けることのできる11sスプロケになります。


11sフリーに取り付けるには,10sカセットと同じように「1.85mmのスペーサー + HG-700-11」となります。
取り付けの際には注意しましょう。
■見た目
で か い




34Tを使うためだけに買ったRDはR8000のGSを使っていますが,シルエットはMTBですね。
フロントシングルとかもいけるかもしれません。
■登坂はどうなったの?
多少は楽になりますが,辛いもんは辛いですね・・・
32T時代にも行ったことあるのですが,それほどタイムは変わりませんでした。
ただ,道中の「ちょっとキツめ」くらいの場所ではかなりパワーをセーブして
登ることができたので,坂次第ですね。
これは猛暑でフィジカル的にやられてたのもあると思いますが・・・


[関西ヒルクライムTT 峠資料室]
http://hillclimb-west.seesaa.net/article/126376919.html京都の途中峠あたりから,百井というところに行くまでにある区間で「前ヶ畑峠」と呼ばれる場所です。
最初のつづら折れからかなり心を折られますが,その後に続く壁のような斜度20%(体感)くらいある坂が尋常じゃなく辛い。
当方,体重が80kgあるおっさんですが本当につらい。
二度と行きたくないと思いながら4回目くらいの登坂でした。
■こんなスプロケいるぅ?
京都の北のほうで開催されるTANTANロングライドとかのイベントに出るのですが
結構みなさん重そうなギアをゆっくりゆっくりと辛そうに踏んでる人が多いですね。
この辺は好みなんで,別に口出しはしたりしないんですけど
もうちょっと軽いギアでくるくる回せば登坂も怖くないのにな~と思ってみてます。
乙女ギアwwwとか揶揄されることもありますが,
ホビーユーザが自分の体を改造するのはなかなか難しいですね。
こういう機材を使って走る楽しみを広げていくのは非常に良いことだと思います。
ただ完成車の場合,ほとんどはSSケージのRDがついていると思うので
気軽に32T以上が使えないのが現実ですね。
交換するとなるとRDとチェーン(長さが足りないので)の交換が必要になりますので
なかなかハードルは高いかもしれません。
でもけっこうおすすめです。
価格評価→★★★★★(11sでは安い)
評 価→★★★★☆(もうちょいロークロスだったらなぁ)
<オプション>
年 式→2018
カタログ重量→379g(実測重量約367g)
