購入価格 ¥7,500
カンパニョーロの機械式コンポの 純正ケーブルキットです。
エルゴパワーの部品交換のついでに アウターケーブルを全て配線し直すため購入しました。
![](https://cbnanashi.net/cycle/uploads/thumbs/PHILLY_1531217986000_01.jpg)
何がヤバいって 価格がヤバい。
7,000円オーバーのケーブルとか初めて買いましたよ。
シマノで言うと デュラエースのケーブルセットがシフト+ブレーキで8,000円ちょっとしますが、
カンパニョーロのケーブルは全グレード共通なので これ1種類だけです。
![](https://cbnanashi.net/cycle/uploads/thumbs/PHILLY_1531218409000_02.jpg)
内容物一式です。
適当な長さに予めカットされたシフトアウターが3本、
リヤブレーキ用の長いブレーキアウター1本、
フロントブレーキ用の短いブレーキアウター1本、
シフト/ブレーキインナー各2本、
アウターキャップ数個と説明書、で全てです。
インナーエンドキャップは付属しておらず、別途揃える必要があります。
銀以外の色のキャップを使いたいので別に構いませんが、
これだけを買って帰ると 家に着いてからパーツが足りずに絶望する可能性があるので気を付けましょう。
アウターキャップは 全て金属製です。
耐久性を考えれば アウターキャップは金属がベストなので、ここはシマノより優れています。
3本に切り分けられたシフトアウターは、
左右レバー~ダウンチューブのアウター受け×2と、
右チェーンステー~リヤメカまでの1本を想定しているのでしょう。
一般的なロードバイクなら これで十分足りますが、
スペシャライズドのアレースプリントや フロントメカ上引きのシクロクロスは
「4本目のシフトアウター」が必要になってくるので、ステムが長い場合などは少し厳しいかもしれません。
![](https://cbnanashi.net/cycle/uploads/thumbs/PHILLY_1531219159000_04.jpg)
組み付けに関しては とくに難しい事はありません。
カンパニョーロのエルゴパワーですが、使用するインナーワイヤーのタイコ径がシマノより若干小さく
無理やり入れてもつっかえてしまうため 互換性がありません。
2008年以前のエルゴパワーでは、シマノインナーを無理やり突っ込むと ギリギリ入ってしまうのですが
タイコを圧入する格好になってしまうため ものによっては数か月で固着してしまいます。
2009年以降のレバーで それ以前のワイヤーとの互換性が絶たれたのは、
シマノインナーが絶対に使えないよう対処された結果です。
![](https://cbnanashi.net/cycle/uploads/thumbs/PHILLY_1531219098000_03.jpg)
これ以前は 野口商会が出しているカラーアウターを使用していたのですが、
カンパニョーロ純正アウターに交換して はっきり分かったことは
「フロントブレーキの効きが強くなった事」です。絶対に気のせいではありません。
また、リヤ変速の際のレバータッチも明らかに軽くなりました。
最初 あまりにシフトレバーが軽すぎてミスシフトを頻発してしまったくらいです。
上の画像でも ちょっと見えていますが、
ヘッドチューブ前面でブレーキアウターを受けるのが CAAD10のフレーム最大の欠点でして、
ここだけは 日泉のアウターケーブルにする事で 何とか引きを軽く・・・しようと企んでいたのですが、
日泉のブレーキアウターは キツい曲げには非常に弱く、
野口のアウターよりはマシだけど ブレーキレバーの引きは非常に重たい、という結果に終わっていました。
![](https://cbnanashi.net/cycle/uploads/thumbs/PHILLY_1531219966000_05.jpg)
アウターを交換する直前の写真です。
リヤブレーキだけ グレーの日泉ケーブルになっています。
ここから、カンパニョーロのアウターに替えたところ ブレーキレバーの引きが劇的に改善されました。
ほーーーんのかすかに アウターとの摩擦を感じないでもないですが、
これ以前の状態と比べれば 左右ほぼ同じくらいの軽さと言っていいくらいです。
![](https://cbnanashi.net/cycle/uploads/thumbs/PHILLY_1531220152000_06.jpg)
トップチューブ~リヤブレーキ間の S字曲げの箇所です。
先述の日泉ケーブルですが、ここにも使っていました。
が、まずは ここだけを純正アウターに替えただけでも ブレーキの引きはかなり軽くなっていました。
ブレーキレバー~ヘッドチューブ間も 替えたほうが良かったのは確かですが。
![](https://cbnanashi.net/cycle/uploads/thumbs/PHILLY_1531220376000_07.jpg)
リヤメカ直前です。
チェーンステー下のアウター受けに付いているブーツも、CG-ER600の付属品です。
引きの軽さに影響・・・する訳ではありませんが、
ホコリよけとして機能してくれます。
僕は今まで ケーブルというものにこだわった事は無かったのですが、
ここまでの性能差が生まれるなら 高価なケーブルセットに意味は無いと断じる事はできなくなりました。
現在、コンポメーカー以外の非純正ケーブルセットは 数多く出回っていますが、
ケーブルに関しては やはりサードパーティーより純正がベスト、と はっきり言えます。
価格評価→★★☆☆☆
評 価→★★★★☆ (←耐久性が未知数のため-1)
これで 日泉より寿命が長ければ 星5確定です。