購入価格 ¥7,500
カンパニョーロの機械式コンポの 純正ケーブルキットです。
エルゴパワーの部品交換のついでに アウターケーブルを全て配線し直すため購入しました。
何がヤバいって 価格がヤバい。
7,000円オーバーのケーブルとか初めて買いましたよ。
シマノで言うと デュラエースのケーブルセットがシフト+ブレーキで8,000円ちょっとしますが、
カンパニョーロのケーブルは全グレード共通なので これ1種類だけです。
内容物一式です。
適当な長さに予めカットされたシフトアウターが3本、
リヤブレーキ用の長いブレーキアウター1本、
フロントブレーキ用の短いブレーキアウター1本、
シフト/ブレーキインナー各2本、
アウターキャップ数個と説明書、で全てです。
インナーエンドキャップは付属しておらず、別途揃える必要があります。
銀以外の色のキャップを使いたいので別に構いませんが、
これだけを買って帰ると 家に着いてからパーツが足りずに絶望する可能性があるので気を付けましょう。
アウターキャップは 全て金属製です。
耐久性を考えれば アウターキャップは金属がベストなので、ここはシマノより優れています。
3本に切り分けられたシフトアウターは、
左右レバー~ダウンチューブのアウター受け×2と、
右チェーンステー~リヤメカまでの1本を想定しているのでしょう。
一般的なロードバイクなら これで十分足りますが、
スペシャライズドのアレースプリントや フロントメカ上引きのシクロクロスは
「4本目のシフトアウター」が必要になってくるので、ステムが長い場合などは少し厳しいかもしれません。
組み付けに関しては とくに難しい事はありません。
カンパニョーロのエルゴパワーですが、使用するインナーワイヤーのタイコ径がシマノより若干小さく
無理やり入れてもつっかえてしまうため 互換性がありません。
2008年以前のエルゴパワーでは、シマノインナーを無理やり突っ込むと ギリギリ入ってしまうのですが
タイコを圧入する格好になってしまうため ものによっては数か月で固着してしまいます。
2009年以降のレバーで それ以前のワイヤーとの互換性が絶たれたのは、
シマノインナーが絶対に使えないよう対処された結果です。
これ以前は 野口商会が出しているカラーアウターを使用していたのですが、
カンパニョーロ純正アウターに交換して はっきり分かったことは
「フロントブレーキの効きが強くなった事」です。絶対に気のせいではありません。
また、リヤ変速の際のレバータッチも明らかに軽くなりました。
最初 あまりにシフトレバーが軽すぎてミスシフトを頻発してしまったくらいです。
上の画像でも ちょっと見えていますが、
ヘッドチューブ前面でブレーキアウターを受けるのが CAAD10のフレーム最大の欠点でして、
ここだけは 日泉のアウターケーブルにする事で 何とか引きを軽く・・・しようと企んでいたのですが、
日泉のブレーキアウターは キツい曲げには非常に弱く、
野口のアウターよりはマシだけど ブレーキレバーの引きは非常に重たい、という結果に終わっていました。
アウターを交換する直前の写真です。
リヤブレーキだけ グレーの日泉ケーブルになっています。
ここから、カンパニョーロのアウターに替えたところ ブレーキレバーの引きが劇的に改善されました。
ほーーーんのかすかに アウターとの摩擦を感じないでもないですが、
これ以前の状態と比べれば 左右ほぼ同じくらいの軽さと言っていいくらいです。
トップチューブ~リヤブレーキ間の S字曲げの箇所です。
先述の日泉ケーブルですが、ここにも使っていました。
が、まずは ここだけを純正アウターに替えただけでも ブレーキの引きはかなり軽くなっていました。
ブレーキレバー~ヘッドチューブ間も 替えたほうが良かったのは確かですが。
リヤメカ直前です。
チェーンステー下のアウター受けに付いているブーツも、CG-ER600の付属品です。
引きの軽さに影響・・・する訳ではありませんが、
ホコリよけとして機能してくれます。
僕は今まで ケーブルというものにこだわった事は無かったのですが、
ここまでの性能差が生まれるなら 高価なケーブルセットに意味は無いと断じる事はできなくなりました。
現在、コンポメーカー以外の非純正ケーブルセットは 数多く出回っていますが、
ケーブルに関しては やはりサードパーティーより純正がベスト、と はっきり言えます。
価格評価→★★☆☆☆
評 価→★★★★☆ (←耐久性が未知数のため-1)
これで 日泉より寿命が長ければ 星5確定です。