購入価格 ¥4180
歳をとると年に2回のタイヤ交換(自動車)が苦行になる。
ホイールナットを締めるトルクは、純正車載レンチの先端に体重の半分を掛ける、なんてやっていても(引き上げて締めたりしないのに)2日後に(翌日でないところが歳)腰が痛くなっていた。
「十字レンチがいいよ」なんて言う人も居て、聞けば「車に積んでおくと護身にもなるし」って、人に向けて投げてはいけません。
アームが長くて、ついでに(ついでに?)トルクも測れるトルクレンチっていくらぐらいするんだろうとHC行ってみたら、手持ちのお金で足りるこの製品を見つけたのでゲット。
以来、春と秋恒例の腰痛から解放されたという。
そんな経緯で所有しているトルクレンチだが、たまたま購入したBB抜き工具
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=15832&forum=82&post_id=27406#forumpost27406の差込角(1/2"=12.7mm)にドンピシャ合うということで、今回使用してみた。
というか、そのつもりでBB抜き工具選んだのだけれど。
左のアダプターは拍子抜けするほど簡単に抜けた。
右のアダプターも、セットしていた50Nmの「カッチン」が鳴った次の瞬間抜けた。
結果的に、いわゆる「緩め法」で測った元のBBの締め付けトルクが、ほぼ正規通りだったということになる。
交換したBBの締め付けでアクシデント発生(というほど大げさではない)。
「あれ?まだかな」と思いながらぐいぐい締めて行って気付いた。
右ワン(アダプター)は逆ねじ=レンチ的には緩め方向なので、「カッチン」が鳴らずにリジッドになる模様。
50Nmのつもりが、手の感触では車のホイールナット並み=150~200Nm近く締めた気がする。
でも流石TANGE。アダプターは壊れなかった。いや、怖くてクラックなどは確かめていないが、最後までトルクの抜け(塑性変形)は感じなかったので、大丈夫だ。
そう、大丈夫だきっと。
気休めに、ほんのちょっと緩めておいた。
もし購入される場合は、右アダプター締め付け時はトルクが測れないことを、予めご了承いただきたい。
最後にスペック
全長455mm
有効428mm(差込角中心から調整ナット先端まで)
自転車のバッグに入れて運ぶのには適さない大きさなので注意してほしい。
重いし。
価格評価→★★★★★(安くて何が悪い)
評 価→★★★★☆(特定角度でラチェットが引っかかるので星一つマイナス)