購入価格 ¥74,104円 国内通販
油圧レバー導入に伴い購入。
ディスクロードはエンド幅がキャリパーより広くなっておりそれに伴いスプロケットも外側にオフセットしている。それに合わせるためクランク、チェーンリングも外側にオフセットさせチェーンラインを正す必要がある。そのオフセットさせたモデルがH11クランクとなっている。カンパ油圧レバーはそのオフセットされたクランクに対応させるためFDの可動域が紐レバーに比べて外側に数ミリ余分に動くようになっている。なのでカンパは油圧レバーとオフセットされてない紐クランクは互換はないといっている。が、自分は油圧クランク、レバーを一気に買える金は持ち合わせてなく、しばらく油圧レバーに紐クランクの組み合わせで使っていた。そこで気付いた点は
・アウターローにしても独特のチェーンがゴリゴリなっている感じがない(アウターの軽いギアをよく使う自分にとっては嬉しいポイントでもあった)
・インナーにしてリア3,4速くらいでトリムを掛けないとチェーンがFDに干渉する
といったところだ。
当然、一番良いのは油圧レバー購入に合わせて油圧クランクを買うことだと思う。ただそういう組み合わせにしても全く使い物にならない!というレベルではなく十分に使えるレベルだった。ただこれらはフレームによって変わってくるので全ての人が当てはまるわけではないと思うので注意が必要だと思う。
本題のクランクへ。
油圧レバーの箱同様白いラインが入っていてひと目で油圧用とわかる。

クランクはこんな感じ。
170mm-53-39が欲しかったが在庫の関係で170mm-50-34を購入。
ベアリングはUSBとなっておりグレードはレコードクラスである。

紐クランクに比べてクランクアームの彫りは浅くなりのっぺりした印象を受ける。
また紐クランクではアウターチェーンリングに多段の彫りがあったが油圧用には無く一周彫りが入っているだけになっている。
自分は油圧コンポを入れるまで4アームレコード(53-39)を使っており、油圧クランクに紐クランクのチェーンリングを入れて使おうと思っていた。紐、油圧共PCDは同じだし本国サイトにもチェーンリング互換の事は書いてないし大丈夫だろうと思っていた。
しかし、付かなかった。

ギア裏を見ると、紐用は「A」とあり、油圧用は「H」とあった。
どうやら油圧チェーンリングと紐チェーンリングは互換はないようだ。
この後、行きつけのお店で油圧用チェーンリングの単体販売はあるかと問い合わせるとイタリアから取り寄せとなるが購入可能とのことで取り寄せてもらい、購入した。
価格はインナーアウター2枚セット3万くらいだった。
カンパ油圧クランクを買う時はチェーンリングの互換が無いことに注意してほしい。
ちなみに自分はストロングライト社のカンパ4アームチェーンリングも持っており、それでも試したが付かなかった。
☆変速性能
今まで通り紐クランクと変わりない性能で満足している。
☆まとめ
紐用チェーンリングと油圧用チェーンリングで互換が無いことに注意してほしい。
価格評価→★★★☆☆(カンパなので…)
評 価→★★★★☆(性能は文句なし。チェーンリングの互換の有無はどこかしらに書いていて欲しかった。ただそもそも紐クランクのチェーンリングを油圧クランクで使い回そうとするのがそもそも間違いなのかもしれない)