【資格】 ガス溶接技能講習修了証
購入価格 ¥? (学生時代に授業の一環で取得)
フレームビルダー志望者であれば必須の資格。 技能講習と試験を受け、合格すれば取得可能です。 実技は
・ガスボンベにレギュレータやホース、トーチ等を取付け、 ・ガス漏れ点検をして、 ・トーチに点火して、 ・消化して、 ・レギュレータやホース、トーチ等を取り外す。
という工程を安全に出来るようになれば合格。筆記は関連法令とか基本知識とか、危険物取扱い資格の一部抜粋みたいな感じ。そんなに難しい資格ではありません。 見事試験に合格すれば、クロモリフレームを銀ロウ溶接する際に用いるアセチレン酸素の約3500℃の炎を自由に操れます。アセチレン酸素以外のガス溶接も行う事が出来ます。 この炎の応用性は高く、その気になれば
・ロウ付け溶接 ・鉄材溶接(肉盛り含む) ・鍛造 ・曲げ加工 ・焼入れ ・焼きなまし ・溶断
などなど色々な事が出来ます。
この資格に関して注意点がいくつか。 本資格は溶接機具を取り扱う資格ですので、実際の溶接技術(腕前)は自分で練習して何とかする必要があります。 また、溶接用ガスボンベを自宅に設置する場合は、ボンベを保有するための別の資格が必要だったり、保管場所(建屋)を確保したり、消防に届出が必要だったりと何かと面倒。 ※余談ですが、アセチレンガスボンベが爆発するとちょっとした豪邸が跡形もなく吹き飛びますよ♪
私も自宅にガス溶接機は置いておらず、学校や会社での使用が主です。学生時代は廃材を繋ぎ合わせてここには書けないようなアホな物体の数々(主に乗り物)を作っていましたが、現在は仕事でたまーに鉄板を溶断するぐらいです。(自転車関係無しw) それに、フレーム作りは溶接だけでは成り立たない(設計、切断、切削、穴あけ、酸処理、めっき、塗装、etc.が必要)ので、スチールフレームビルダーへの道のりはとても険しい。自作フレームを自宅で作りたい場合はカーボンパイプを買ってきて、切断して接着する方が現実的かと思います。
そんなハードルを乗り越えてでも自分の工房を構えスチールフレームを作りたいという方や、貸し工房を借りてフレームを作ってみたいという方には取得必須となりますので、挑戦してみたいという方は是非。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★
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