購入価格 ¥少々
冬は専ら、ペラペラの市販イヤーウォーマ(パールイズミ)、少し冷えると薄手のウインターキャップ(アディダス)を使っていましたが、ウインターキャップはもう少し薄く装着感が良いものが欲しいと思い、自作してみました。使った素材は生地流用素材としてGU(ジーユー)で2年以上前に購入した伸縮性良好のスポーツTシャツ(ポリエステル89%、ポリウレタン11%、¥990)。極めて良好な使い心地となったのでレビューします。
造りはシンプル。生地を適当に縫ってはさみで余分な部位を切り落としただけ。ミシンを使えばカンタンに作ることが出来ます。しかもこの類の超微細繊維による布地は、よく切れるはさみで切り落とすだけで末端処理をしなくてもほつれてこないので、楽です。
・・・こんな感じ
・・・渕の部分は一応、折り返して縫ってあります
・・・あいにくマネキンを持ち合わせていませんので本人画像でガマンしてください
眉毛ラインから耳の下、後ろの首筋辺りまで、深々と覆うことが出来るサイズでつくりましたが、装着感は非常に軽く、快適です。ウインターキャップというには薄っぺらすぎる生地ですが、ヘルメットの防風クリアフィルムと併用なので、これ一枚でも意外と快適。
※防風クリアフィルム→
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=15606&forum=55&post_id=27051#forumpost27051特に何も考えずに作ったので、作りかたというほどでもありませんが、手順は以下の通りです。
①生地を点線で二つ折りします
②縦方向に縫い合わせて筒状にしますが、かぶってみて1センチ以上余る程度の幅にしておきます
③はさみで筒の下部を図のように切りますが、これもカットアンドトライで決めます
④丸く縫いますが、これまたカットアンドトライで徐々に小さくします
⑤はさみで切り落とします(この部分は切りっぱなしでOK)
⑥頭の入り口部分を折り返して縫い合わせます
⑦裏返してできあがり
私の場合、マイナス7℃程度までは、頭と耳はこれで大丈夫です。キャップで囲まれた頭髪の隙間に空気層が滞留し、それなりに断熱しているんでしょうかねぇ。空気の断熱性というのは極めて優秀ですが、これをある程度活かすことが出来ているようです。いままで使っていたaddidasのウインターキャップも生地が厚くはないのですが、装着感にかなりの差かあります。頭もスッキリ冴えわたる感じ。やっぱりこういうものは自分に合わせて製作したものに勝るものはないなあと痛感します。(・・・というかまあ、自分のデカ頭には自作が適当というだけですが) 今シーズン初投入で昨年11月から使っていますが、気が付けば真冬になってもまだコレを使っていた、というわけで。猛烈に冷えた日には、それまで使っていたパールイズミの薄っぺらなイヤーウォーマや、気分によっては顔まで覆うことが出来る同じく同社のペラっペラなネックウォーマ(いずれも20年近く前のもの)を追加しています。
※薄っぺらなイヤーウォーマ→
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13975&forum=52氷点下の奥日光での雪中トレッキングでも自作のウインターキャップを被ってその上に山の帽子をかぶってみましたが、なかなかいい感じでした。
なお、この生地素材で春夏秋用ネックカバーを製作しています
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=15343&forum=106春夏秋用のつもりでしたが結局、冬でも使っています・・・
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以下完全に余談・・・
低山を歩くときなどに、首からぶら下げたカメラの防塵カバーも同じ生地で製作していますが、伸縮性抜群故、瞬間着脱が可能で、カメラを埃から守り、光学系への不意の指紋コンタクトから守ってくれています。なかなか便利なGUのスポーツTシャツですが、このところ店頭で見かけないのが残念です。
オリンパスOM-1N以来、数10年ぶり(?)に昨秋買った真っ当なカメラにもGUのスポーツTが・・・
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★(サイコー)
年 式→2017