購入価格 ¥411
スーパーでペットボトルの飲料を買って、神社に隣接する公園で一休みしていたら、小学校低学年ぐらいのガk…いや子供2人がやってきた。
ガ1:「おっちゃんなにのんでるん。どこでかったん?」
やんちゃそうな方が絡んでくる。
tya:「〇〇スーパーや。まだ飲んでへんから、その水筒空っぽやったら分けたろか?」
ガ1:「ええわ」
ちゃんと躾は行き届いているようだ。
ガ1:「そのじてんしゃかわってるなあ。ちょっとのせて」
tya:「足届かへんて」
言いながらハンドルをしっかり支えると、子供1がベンチからサドルによじ登る。
完全に宙吊り状態。サドルの上でユラユラしている。
tya:「な、無理やろ。サドル下げたるわ」
ガ1:「かぎかかってるのに、さげられるん?」
tya:「さて、どうやるでしょう?」
ガ2:「ぼくしってるで。こうやってクルクルーってまわすねん」
いきなりもう一人が参戦。なかなか頭のいい子だ。
tya:「ブッブー。外れー」
私には情けも容赦も無い。
クイックを緩めて、ポストが地面すれすれになるまで下げてやる。
が、やっぱり無理。
そのあと、シフター弄られたり、お父さんの話を聞いたり。
tya:「おっちゃんそろそろ行くわ」
あまり小さな子供の相手になっていて大人に怪しまれても面倒なので(必ずしも怪しくない風体ではないので)、適当にあしらって、また走り出した。
…
ここから本題。
折り畳み自転車で防犯上最大の弱点はサドル。
クイックを緩めれば簡単にポストが抜けるから、いたずら半分の軽い気持ちでも持って行かれかねない。
カールコードでできた市販のワイヤーロックを使う手もあるが、所詮たいした太さではないから本気でクリッパー持ってうろついている輩には歯が立たないし、外観上も煩い。
もっとも、本気の盗人に狙われるほど高価な自転車ではない。
それなら「いたずら半分」を対象に、手で簡単に外せない対策でも少しは安心できるのではないか。
ということで自作。
ホームセンターに行くと、切り売りのビニールコーティングワイヤーロープがある。
適当に色を選んで、1mで180円。
オーバルスリーブが、4つ入って123円。
アルミ板を適当に加工した金具に通して組立。
折り返したワイヤの切り口は、熱収縮チューブで保護。
スリーブは、もう1サイズ小さくてもよかった。
一方の輪は、空いている穴を適当に選んで、ひばり結びの要領で取付。(「ひばり結び」って呼び名、調べて初めて知った)
シートステーブリッジに巻きつけてもいいと思う。
反対側のアルミ板で作った金具をサドルレールに引っ掛けて、100均で買ってきた鍵で閉じる。
完成。
…
さて、冒頭の話に戻ると、
重要ポイントは、
「かぎかかってるのに、さげられるん?」
所謂「見せる防犯」の効果は確認できた。
あとは、ニッパー持ち歩いている人に遭わないことを祈るだけ。
運頼みかい!
価格評価→★★★☆☆(1000円未満の市販品も売ってることを考えると…)
評 価→★★★★☆(満足度は★5、防犯性は★3)