[ROAD] Panasonic チタン製ロードバイク(年式不明)
購入価格 ¥80,000(中古)
年式不明ということで格安で手に入った。3年ほど使用したので感想を書きたい。 コンポーネントは9速アルテ(6500)だったが劣化が酷かったので7700デュラに替えた。 ホイールは自作手組ホイールに換装。タイヤはコンチネンタルの4000S2、ビットリアのルビノプロスピードGを経て現在はミシュランのプロ3。 比較対象としてRIDLEY ORION、中華カーボンロード、TIME IZONの3台のカーボンロードを所有してきたのでその面でもレビューする。 まず感じるのは加速のしやすさ。頑張らなくても「女性の手で押されているような、すぅっとした加速感」というメーカーの謳い文句がよくわかる。 手に持つと4台のうちで最も重いが、最高速を出せるのはこれと中華カーボンロードのみ。最も遅いのが最も軽いTIME IZONだった 最高速を出せるのに、身体にかかる疲労は最も少ない。100キロ走っても「まだまだ走りたい」と感じさせてくれるのはこれだけ。 特に、平均時速25〜30キロ程度で「頑張らずにロングライド」すると何キロでも走れる。
振動吸収性も高く、一時期は30年前の手組ホイール(アラヤのゴールドリム+7400ハブ、後輪は130ミリ仕様)にしてタイヤもビットリアのコルサスピードGにしてみたが加速感も乗り心地もほとんど変わらないのに空気抜けが早いということが嫌になりすぐに戻した。 唯一の難点は登り。登りの早さはRIDLEY ORIONが一番だった。登りではカーボンロード以上に乗り方を考えて実行しないとうまく登れない。 正直言って今までのロード(カーボンしか所有せず。クロスでアルミのはあるが)は「価格と同程度以下の価値」しか感じられなかったが、これだけは「定価以上の価値が有る」と感じた。 なお年式不明ゆえにリコール対象車かどうかも不明なのであるが、もし折れたとしても次もパナチタンかパナモリにするだろう。 やはり、国産で唯一ツールドフランスを走ったことがあるだけあり真面目でいい製品を作ってくれていると感じる。 逆に、高いだけで進まないし乗り心地も最も悪かったTIMEのは半年ほど試行錯誤した後に売っぱらった。
パナソニックは宣伝が不得手なのであろう。各種雑誌にも取り上げられることは少ない(ノルマのきつい海外メーカーのばかり取り上げられている) もうブリジストンも国産をほぼやめてしまったし、他に国産でロードレーサーを作ってくれてる大きいところは宮田で少々ある程度しかない 大阪の真面目な職人さんが作ってくれる国産ロードがいつまで存続してくれるかわからないが、私は愛し続けようと思う。
価格評価→★★★★★(定価の倍の値段になっても次も買う) 評 価→★★★★★(文句なしに素晴らしい) <オプション> 年 式→不明 重 量→不明(多分1.5キロほど)
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