運賃 ¥650(JR仙台駅から仙台空港アクセス線仙台空港駅までの片道料金)
仙台国際空港は、杜の都、仙台の空の玄関で、一般には「仙台空港」と呼ばれています。
この空港の周辺は、冬でも雪がほとんど積もらない地域であるため、地元の自転車乗りの、冬の練習場所になっていたりもします。
さて、そんな仙台空港ですが、2017年11月29日に、飛行機輪行で訪れるサイクリスト向けサービスとして、「サイクリングポート」のサービスが開始されました。
早速見に行ってみた所、自転車の分解・組み立てや一時駐輪のスペース、飛行機輪行に使った輪行箱を一時保管する大型コインロッカーなどが整備されていました。
輪行箱対応ロッカー
1階の国際線到着ロビー側、
建物の東端(4番出入口付近)にある。
サイクリングポート
分解・組立や整備、一時駐輪のための場所で、
ロッカーの近くの出入口を出た所にある。
自転車をひっくり返せるよう、マットが敷いてある。
これらの設備は、「ツール・ド・東北基金」の助成金を受けて整備されたものであり、仙台空港を起点に、快適なサイクリングを楽しむ皆様をサポートすることを考えた施設のようです(仙台国際空港ホームページより)。
1階のロビーに設置された輪行箱対応ロッカー(下段)は6庫で、庫内サイズが幅394×奥行き875×高さ1,338(mm)です。
少し調べてみた所、オーストリッチのOS-500(自転車収納時サイズ:210×820×1350mm)も、三つ折りにせずに入りそうな大きさです。
おそらく、飛行機輪行に対応した、三辺の和が203cm以内のケースなら、収納可能なものが多いと思われます(事前に測っておくことを推奨)。
料金は800円/12時間で、12時間経過後は、24時間ごとに800円の超過料金がかかります。
日帰りで、12時間以内の利用なら800円。
一泊二日の旅行なら、1,600円程度の出費になる計算ですが、邪魔な輪行箱を預けて身軽になれると考えると、利用したいと思う方もいらっしゃるかと思います。
ちなみに、上段の荷物用ロッカーは、庫内サイズが幅394×奥行き875×高さ385(mm)。
料金は400円/12時間で、12時間経過後は、24時間ごとに400円の超過料金がかかります。
こちらは、帰りのための着替えなど、持ち歩きが面倒な荷物の収納に良いでしょう。
なお、預かり期間は、使用開始の日を含めて最大で192時間(8日間)で、利用可能(荷物の出し入れが可能)な時間は6:30〜21:30です。
その時間を過ぎてしまうと、翌朝まで取り出せないかもしれませんので、注意しましょう。
なお、仙台空港では、空港内のインフォメーションで六角レンチなどの工具や、フロアポンプの貸し出しを無料で行っているようです。
また、有料のシャワーと更衣室の受付も、インフォメーションで行っています(利用料800円、タオル100円)ので、走った後の汗を流してから飛行機に乗ることもできます。
飛行機輪行に便利なこの施設、全国の空港にも広がってほしいですね。
価格評価→★★★☆☆(←旅の間、輪行箱を預ける料金として、妥当な範囲かと)
評 価→★★★★☆(←全国の空港に広がれ!)
<オプション>
年 式→2017年11月29日設置