購入価格 約¥22,000
※2016年より新型が発売されています。
https://www.revelatedesigns.com/index.cfm/store.catalog/seat-bags/TerrapinSystem※購入した当時の写真です。
2014年11月頃に購入し、2017年11月現在まで使用してきました。
3年使用してのレビューです。
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【購入理由・使用用途】
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・ロングライドツーリングのために完全防水の大型サドルバッグが欲しかったのです。
・重さどうこうよりも、単純に黒&赤のカラーリングのものが欲しかったのでこちらを購入しました。
・ブルベを知ってからはブルベにも使っています。
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【スペック】
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サドルバッグは「1層式(内袋が外装と一体のもの)」と
「2層式 (外装と内袋が別)」がありますが、本製品は「2層式」です。
容量:14L
重量:350g(外装・本体)、134g(内袋・防水バッグ)
・外装には両サイド・底面にプラスチック板が入っています。
・底部が平面のため、泥除けにならなくもないです。
(あまりに水量が多い場合は効果が期待出来ません。長めの泥除けを別に取り付けて下さい。)
・内袋は完全防水です。
・サドル下と後輪のクリアランスが確保出来ないと使用出来ない
可能性があるかもしれません。
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【使用感・評価】 [ ◎ > ◯ > △ > ✕]
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①②
・『ブルベ目的で使用』
『屋内の施設がPCに設定されており、屋外に自転車を停め、PC内で食事や仮眠が可能』
『PC数がかなり多い』
『悪天候の可能性が高い』
という条件において"この上ないほど最適◎"
・走行距離が伸びれば伸びるほど◎
・ブルベ目的で使用するとして、
日本で使うのは△~◯、日本以外の海外で使うのは◎
(日本ブルベのPCは大体コンビニ、海外4桁ブルベのPCは屋内施設になるため。)
③
・外装を軽量化してみると?→✕
左右に揺れまくる。これをやるくらいならそもそも1層式を買った方が良い。
・内袋を軽量化してみると?→△
4桁ライドでなければ◯。4桁ライドでは△。
④
・輪行時、車体に特殊な取り付け方をすると縦置き&横置きの両方に対応出来て便利です。
【総評】
ブルベ目的で日本で使うなら1層式の方がメリットが多いのかもしれません。
ただし、状況によっては1層式のメリットを上回る事があります。
予想される状況によってサドルバッグを選ぶのがいいかもです!
個人の好みによっても評価が分かれるかもしれません。うむむ。
なお、詳細は下部に記載しています。
①~④は記事番号に対応しています。
少し長めのため、読みたい方のみどうぞm(_ _)m
価格評価→★★★☆☆(←お高いですが丈夫なのでコスパとしては良いのかもしれません)
評 価→★★★★☆(←どうにかもう少し軽く出来れば…)
<オプション>
年 式→2016以前の旧版
カタログ重量→?g(実測重量484g)
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【詳細な説明】
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① 距離別の使用感詳細と、サドルバッグに入れているもの(参考)
~サドルバッグに入れているもの について補足~
初期は「予備チューブ(3個)・予備タイヤ×1」という持ち方をしていましたが、タイヤをPanaracer RACE D EVO3にしてからほぼパンクしなくなったため、
少なめの荷物で済むようになっています。
走行感は重めですが、ほぼ絶対にパンクしない信頼性を優先しています。
(パンクすると修理に時間が取られるので…)
② 「2層式 (外装と内袋が別)」と「1層式(内袋が外装と一体のもの)」のサドルバッグの傾向
2層式はゆるめ志向の方や面倒なのが嫌いな方向け、
1層式はいろいろとわかっているファストラン志向の方の玄人向けという感じでしょうか。
③ 軽量化の研究あれこれ
外装のみ…350g
この外装、内部にベルクロがあり、剥がすと内部のプラ板を外す事が出来ます。
プラ板は左右2枚で合計60g。 つまりプラ板を外すと外装重量は290gに。
なお、この部分に棒状の補強材が入っています。
また、下部のプラ板は取り外すことが出来ません。
これらがあることで、サイドのプラ板を外しても使える…かもしれません。
内袋重量は134g。
この内袋を素材を変えて自作します。
本体にキューベンファイバー素材を使い、同サイズで作ってみました。
上部はダイニーマコードで縛る方式、内側にはシームレステープを貼っています。
驚異の24g。
この組み合わせで使用してみました。
重量としては484g→314gです。1層式並に軽いです。
使用してみた感じでは……失敗です。
このサドルバッグはサイドのプラ板が命です。サイドのプラ板が無いと揺れまくります。
これを外して使うようならば最初から1層式を使った方がいいと思われます。
内袋に関しては、状況次第では有用という感じです。
防水性は問題無いのですが、素材の性質上、突き強度に弱いために乱暴に扱えないのがストレスに感じるかもしれません。乱暴に扱うと縫い目から破れる可能性もあります。
(4桁ライドだと疲労からこのあたりの問題が懸念されます。)
④ 輪行時における2層式サドルバッグの優位性
プラ板による強度があるため、フォークのこの部分にサドルバッグをくくりつけると…サドルバッグを底にして自転車を立てることが出来ます。
コチラ側を下にして立てるメリットとしては、エンド金具を使う必要が無くなることです。
※自己責任でお願いします。
※フォークの塗装に傷が付いたり剥がれる場合があります。
※フォーク折れ・曲がり防止に、フロントフォーク保護ホルダーの取り付けを推奨します。
無くても問題無いと言えば問題無いですが、飛行機輪行する場合は付けたほうがいいかと思います。
イギリスに普通の薄型輪行袋で飛行機輪行した時の写真。
このように、緩衝材代わりとしても使えます。
おまけ 新型の変更点
容量:14L
重量:350g→公称369g(外装・本体)
134g→公称127g(内袋・防水バッグ)
・外装付属の内袋を抑えるストラップが1本→2本へ
・外装上部にストラップ取付用の穴が追加
・内袋の素材が変更?、空気抜き穴追加。
ブルベにもツーリングにも使える、丈夫な良いサドルバッグです。
3年使ってさすがにヘタってきたので、新型の購入を検討中です。