購入価格 ¥?(現在価格税抜680円/5mm)
・サイズ:5mm
・本体サイズ:L180×W90mm
・重量:65g
他のラインナップ:2.5、3、4、5、6mm
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specialized純正のシートポストはサドル穴から締め付けるものがあり、
通常の六角レンチではサドルに邪魔されて締め付けが出来ない場合がある。
そんな時にこれである。
HEXソケットやTグリップHEXレンチだと、基部が邪魔になりダメだったりするし、
ロングHEXのソケットやビット、長めの携帯工具あたりでもなんとかなると言えばそうなんだけど、
それらは携行するにあたり体積面、重量面で問題が出てくる。
(ダイソーの携帯工具を5mmの部分だけ分解して持ち歩く手もあるけど、精度面使い勝手の面で許せればそれでも良いかと。
あれは、分解するとbの字に曲げてあるビットなので、他の金属の棒を差し込めばレンチとして使える)
で、これも結局携行するにあたり、長さの面で問題があるので、
バックポケット以外で携行するなら少し面倒な事になるので、拘る人はこれを切断して携行したりするのかもしれない。
でも結局、サドルを換えたてで、乗りながら調整をしてる時ぐらいしか持ち歩かなかったのでそのへんはどうでも良かった点。
この短い部分の棒は長い方に内蔵されたボールプランジャで固定され、
端で固定すると14mm、真ん中で固定すると39mの突き出し量になります。
これも左右均等でなく、左右で換えた設定にすれば良いのに、芸が無い事です。
2部品の嵌合自体が硬めなので、ボールプランジャの固定箇所以外でもそれなりに動かないです。
ボールプランジャの固定の溝は1面にしか掘られてないので、適当に組むと合いません。
製造法が理由なのか、ビット用のレンチにはたぶんはまらない。
5mmレンチのを測ったら6.35mmじゃなくて、6.0mmだったので。
各サイズ全部このへんの寸法が違うっぽい。
別の用途として、この工具或いはロングビット(持っていない)でないとどうしても馬蹄錠を逆向きに付けた
ロードのリヤのキャリパーブレーキの取り付けが出来ないという事がありました。
正確に言うと、今まで普通のHEXレンチで微妙に斜めや浅掛けして締め込んでいたので、
だんだんネジの六角穴のほうがダメ(リヤの前後分割フェンダーの前側をスマートに取り付ける為に六角穴内にタップでネジ山を切っていたという無茶をしていた事もあり)
になってきてしまい、また専用の長さに切り出した枕頭ナットを作って交換し、
この工具を持っていることに気付き、使ってみたらしっかりと締め込めたという事です。
まぁまぁのお値段の割に、専用で開発された?もののせいか
質感はそれなりに良く、見た目はプロ仕様のツールだが精度や硬度はそれほどでもない印象。
長手のほうと短手のほうの1箇所はボールポイントにすればTグリップHEXレンチと大きく差別化が図れて良いのに、
全部同じ戦隊形状というところは芸が無いかなと思います。
要は、締め付けによく使う短手のほうは、使い込んでダメになったら反対側使ってね、って事なんでしょうか?
他のサイズのラインナップもあるけど、
セット販売で安価に、という考えは無いようです。
5本全部買うと(610+620+680+680+850)×1.08=3715.2円
ほー、かなりのお値段ですw
本品はアストロでは自転車ツールのカテに入ってないですが、
商品説明ではロードのステムを締め込んでいる様子の写真が使われています。
アストロのライバルであるストレートでは、
6角レンチ Tタイプ 5mm 11-3605 670円というものがありました。
こちらは元の部分は全く同じもので、早回し用のスリーブが付いており使い勝手が向上しています。
ただ、早回しに使うTハンドルというのは、もっと長くボールプランジャ保持じゃそのうちズレたりという懸念もあり、
一体モノでもっと重量がないとうまく回るのか分かりません。
早回しのスリーブ自体は他に1/4のTハンドルに溝を切ってEリングはめて金属パテで固定し
ステンパイプをはめ込んだ自作品を使っているので、使い勝手の良さは分かっています。
ストレートのものはサイズのラインナップは4、5、6mmだけのようです。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★☆