購入価格 ¥2100
◎購入動機
パナレーサーのワンタッチヘッド式のフロアポンプを愛用しているので、携帯用のこちらも試してみたくなり購入しました。
◎概要
型番はBMP-22AEZ。ブラックとシルバーのうち、シルバーを購入。
当方のキッチンメーターで実測82g、全長は170mm、ワンタッチヘッドの出っ張りがあります。
ヘッドのどちらから挿し込むかで仏式と米式の2種のエアバルブに対応。
◎使用感
既にbaruさんが詳しくレビューされているのであまり付け足すことはないのですが、携帯用ポンプとワンタッチヘッドのマッチングのイマイチさについて書きたいと思います。
ワンタッチヘッドは、バルブに対して真っ直ぐ押し付けるだけという操作の単純さが魅力。
自分は同じタイプのヘッドを採用したフロアポンプで日常的な空気の注ぎ足しを行っており、とても便利に感じています。
一方、携帯用ポンプとして考えると、このヘッドの機構が特に有利とは言えない状況もあります。
例えば出先でパンクが発生し、パッチを貼りたいとします。
穴の箇所をチェックするのにチューブ単体とポンプを接続すると考えて下さい。
この時バルブはリムに固定されていないので、ヘッドを真っ直ぐ押し付けるにも支えがありません。
既にダメージを受けているチューブに負担をかけないようにするには、バルブ軸を指で掴むなりすることになります。
ヘッドの接続には結構な力が要るので、これが地味に不便です。
このあたりの使い勝手は、ロック用のレバーを倒してヘッドをバルブに固定するタイプのポンプとそう変わらないかも知れません。
ただ、ねじ込み固定式のポンプの方がずっと安心です。
自分は同じくらいのサイズのねじ込み式の携帯ポンプを2つ所有しています(ホースを先にバルブに接続できるLezyneのHP Driveがこの中でのマイベスト)。
ちょっとしたことですが、携帯用ポンプに求める役割に照らすと、(高圧を求めないとしても)この製品の優位性は高くないと思いました。
パナレーサーの売りであるワンタッチヘッドが逆にネックになっているようにも感じます。
価格評価→★★★☆☆(かなり手頃だと思います)
評 価→★★★☆☆(このヘッドである必要性は無いような)
<オプション>
年 式→2017
カタログ重量→ 85g(実測重量 82g)