購入価格 ¥(失念、Amazon現在価格696円)
40g、スポンジ付き
>タイヤのビード部に塗る潤滑剤です。
>滑りを良くし、タイヤ脱着作業がスムーズにおこなえます。
>石けん水と違いホイールがサビつかず傷みません。
-------------------------------------
モーターサイクルのタイヤ交換をDIYでやり始めた時に買った品です。
9年ぐらい前の当時はDIY向けの少量品は、これしか選択肢が無いような感じでしたが、
現在はAZがMCR001という298円と安価なものを出しています。
マルニとしては自転車用などで成分を変えておらず、
一般自動車、バイク、自転車用とありますが、
HPのほうでは 自転車/その他 のところに載っています。
AZでは自転車用の調合のようです。
マルニだと品番の違いは容量だけで、建設重機でも同じもののようですが、
他社だと重量車向けは別のラインナップがあるのが普通のようです。
何が違うのか分かりませんが、私には違いなど多分分からないと思います。
-------------------------------------
今回は、リムラインが出ない(ビードが上がらない)タイヤに使用しました。
ミシュランPROTEK CROSS 26×1.85、
PROTEK CROSSのロゴのあたりを見ると、リフレクトラインが内側に潜り込んでしまってるのが見て分かると思います。
(リフレクトライン付きだと、リムラインが出てない悪い例の写真として、最も分かりやすいです)
この状態ですと1回転ごとにモコモコといった感触が伝わり非常に気持ち悪い状態
です。
速度も乗りませんし、ホイールバランスを取った意味もないです。
当初組み込みの時も苦労したのですが、
"箱根下の初音ヶ原の石畳の自歩道を走ると自然に治る"という謎の裏技を発見し、
そのまま乗っていたのですが、
パンクして修理して空気を入れ直したらこれですよ͡┐(´‐`)┌
このタイヤに関しては、組み付け時もかなり苦労しました。
軽く空気入れて揉み出してビードが引っ込んでるところを寄せたり、何日か引っ張ったり広げたりの矯正を掛けてみたり、
踏んだり、蹴ったり ←
ちゃんと空気入れてバスケットボールのようにバウンドさせてみたり
何時間も時間を取られています。
ビードワックスも使ったけど効果がなかったのです。
今回またこのタイヤと向き合って閃いたのは、
ビードワックスを塗る場所がまずかったのでは?という事でした。
モーターサイクルのタイヤ交換ではビードが出ないタイヤを経験したことがないので、
ビードのリムサイド裏の当たり面に主に塗っていました。
これは、タイヤレバーでの組付けをやりやすくするためです。
それでも、入れ方を間違うと薄い鉄のタイヤレバーが曲がり、
ビードがブチブチ言わせながら強烈に硬く異常な重量のあるミシュランのシラックをはめこんだりしていました。
でも最近、タイラップやPPバンドで締めてやるとそのまま工具なしで脱着出来る事を知って衝撃を受けました。youtubeすげぇ・・・
なので、自転車のタイヤごときで一度も組み込みが硬いと思ったことはないです。
・・・で、それ(ビードのリムサイド裏の当たり面にビードワックスを塗る)が間違いだったのです。
空気圧によってビードを上げるには、その時にリムと接する面に多めにビードワックスを塗らなければいけなかったのです。
このように、主にタイヤ内径部の端面に気持ち多めに塗っていきます。
多めに、といっても、白く残る部分が少しあり、ヒダヒダになってるところは凹んだところが白く埋まるぐらい、という程度です。
塗る際は、そのままだとスポンジが黒く汚れてしまうので、
濡れ雑巾などで拭き、乾拭き仕上げをした方が良いと思います。
ビードワックスを塗るのは、リムラインが落ち込んでいる(ビードが出ていない)場所だけでOKです。
・・・
空気を入れていくと、今までとはあきらかに違う感触です。
軽めにリムラインが出ていなかった箇所がすぐに出ていきます、
そして、もっとも頑固だった場所も3.5barほどに差し掛かると、
生き物のようにタイヤが動き始め・・・
ニュルニュル・・・ヽ(゚∀゚)ノ ポンッ☆
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キモチイイ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
(そのまま乗っていたせいか、ビードにヒビ割れが見えます。
これも、リムラインが出てない状態で乗ってはいけない理由の一つになりますね。
また、サイドウォールのプリントの文字が溶けて白く滲んでしまいましたので、
余計なところには塗らないほうが良いですね)
web上だと、リムラインが出ないタイヤに関して、
製造不良だの、販売側の保管常用が悪いだのとクレームをつけたり、
(実際品質が悪いタイヤに多く発生し、保管状況が悪くてもなるんでしょうけど、
購入者側でなんとかするのが当たり前のようです)
で、どうにもならず諦めてタイヤを使うのを止めたという方もいくらか居るようです。
実際のところ、いくら検索してもこの回答には行き着きませんでした。
同じ悩みを抱えている方は、お試しあれ。
また、代用品については石鹸水は言語道断です。
そもそも、なぜビードワックスというものが存在するのか考えれば分かることでしょう。
マルニ公式の説明書きにもあります。
>石けん水と違いホイールがサビつかず傷みません。
これ、エンジン付きの乗り物のタイヤの場合は、実際鉄じゃなくても、アルミだろうがステンだろうが、
そのへんの鉄粉を巻き込んでサビてエア漏れして、タイヤを捨てる羽目になったりするんですよ。
そもそも、タイヤ内に水分ということ自体が、そっちの業界では絶対やってはいけない事なんです。
チューブレスだと温度によって水分を含んだ側の空気圧が上がるという話です。
自転車では影響は出るほどじゃないとは思いますが、精神衛生上良くないですよね。
雨天走行でリム内に水が入ると、皆、一生懸命取ってるじゃないですかー。
ワセリンや皮膚・ハンドクリーム等で代用することに関しては、大丈夫かもしれませんが、
本品のようにスポンジが本体内に収納できなかったりという不利な点や、
ゴムに優しい成分なのかは分かりません。
滑りが良くないとか、変色したり、ヒアリが集まってきたり、 \アリだー!!/
やたら猫にマーキングされやすくなるとかいった事があるかもしれません。
他の用途として、
自転車のタイヤでも組み込みが硬いと感じるものに今後で食わくす可能性があるかもしれないので、
その時には組込しやすくなるように塗ってみたいと思います。
考えてみると、14インチのタイヤは結構組み付けが硬かったように思うので、
(小径だと、ビードを落とし込んだ内径操作の影響が少ないので、難しくなる傾向かと、
ワンピクのリムはほぼ真っ平らなので、落とし込んで逃がす場所がないのです。もちろん手では全く入れられないレベル)
タイヤの破損防止に塗っておけばよかったと感じでいます。
サイドのヒビ割れが始まる時期も少し遅らせられたかな?とも思います。
ステンリムだと鉄レバーで平気でグイグイやっちゃうので・・・
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★★