購入価格¥7,500+送料(ヤフオク)
【まとめ】
十分な精度を備え、多様なホイールに対応するゲージ。
やや重いのが気になるが、これを買っておけば大抵のリムセンターが見れる。
【購入動機】
ミノウラFCG-310の使い勝手がイマイチ悪かったので、2回目のホイール組みを機に以下の条件で新たにセンターゲージを探しました。
1.HE16インチ~700Cまで対応、タイヤが付いたままで使えれば尚良い。
2.車軸に突き当てる部分は切削加工であること(ホーザン等の形式)
3.高くても1万円程度。
その結果、必要とする機能を備えていそうな本品を見つけ購入しました。
(Amazonで扱っていましたが、ヤフオクに若干安く出ていたのでそちらで購入)
【所見】
この手の道具はシンプルな物ほど良いというイメージを持っているのですが、本品もいい感じにシンプルです。
本体はアルミの肉厚四角パイプで、たわむ気配は全く無い代わりに総重量803gと重め。
前述の通り、中心の車軸に突き当てる部分は切削加工で、正面に出ているネジで固定します。

車輪径の対応については公称14インチ~700C/29erとなっており、一般的な自転車はほぼ網羅していると言えます。
見ての通り、樹脂のブロックをスライドさせてリムに合わせるのでタイヤを装着したままでチェック出来ます。
スポークで組む最小径である12インチホイールを持っていないので確認出来ませんが、ネットで調べたところ12インチリムの直径が203㎜(±5~6mmがブレーキ当たり面)に対し、樹脂ブロックの最小幅は外-外130㎜なので使える筈です。
尚、リム当たり面からシャフト当たり面までの最大差は70mmでした。

【インプレ】
ミノウラ比になりますが、ハブシャフトに突き当てる調整も簡単ですし、精度や剛性も十分あります。
センターゲージの重量はどれぐらいが相場なのかは分かりませんが、803gというのはちょっと重いと感じます。
それゆえ取り回しには気を付けるというか、少々気合が要ります。
リム位置への調整ですが、側面の窓は表示だけで位置決めには使えないので、現物合わせですることになります。
リムに当てる面もヒケは見られず綺麗です。
ゲート(注入孔)らしきものがありますが、気になる人は紙やすりでゲート部分だけ軽く削れば良いでしょう。
樹脂ブロックの固定は4㎜レンチを使うイモネジ、スライドは表面が梨地なのでザラザラ感はありますが調整は簡単です。

【総評】
やや重いのでホイールと合わせると腕力を使いますが、各部の調整はスムーズで使い易く精度も高いと思います。
測定可能範囲が非常に広いので、一般に流通しているホイールならコレひとつで対応出来るでしょう。
そうそう買い替える物では無いので、最初に汎用性が高いものを買っておけば後々まで役に立つ筈です。
価格評価→★★★★★(この機能なら1万円以下で買えれば上等)
評 価→★★★★☆(もう少し軽ければ文句なし)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→ g(実測重量 803g)