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『使い終わったチューブを適当な長さに切り、ブレーキレバーに取り付ければメンテナンスで汚れない』
■ 廃チューブをカットしてカバーを作る
大手自転車量販店で展示されている完成車には、ブレーキレバー(デュアルコントロールレバーのメインレバー)に、傷がつかないようにカバーが取り付けられていることがある。どこのメーカーが販売しているカバーか知るために近づいてチェックしたところ、廃チューブをカットしたものだとわかった。便利そうなので、私も真似してやってみた。
廃チューブを利用したブレーキレバーのカバー
■ 作り方
作り方はチューブを適当な長さに切るだけだが、チューブの中には粉が入っているので、中性洗剤などで洗ったほうがいい。シングルスピードやVブレーキ用のレバーなら、MICHELINの18〜25C、もしくは、SCHWALBEの18〜28Cのチューブがぴったりだ。ただ、デュアルコントロールレバーのメインレバーに根元が太いため、レバーの一部しかカバーできない。
チューブを適当な長さに切り、中性洗剤で洗えば完成(左)、Vブレーキレバーの取り付け(中央)
デュアルコントロールレバーはメインレバーの一部しかカバーできない(右)
■ メンテナンスでの使用
私はチューブで作ったカバーを、傷からの保護ではなく、汚れ防止のために使っている。メンテナンスでグリスやオイルがパーツに付着すると、きれいにするのが少々面倒。カバーをしておけば、指が汚れていても、ためらわずにレバーを操作してブレーキの動作確認ができる。
ちょっとした応用として、チューブを短めにカットすれば、ラピッドファイヤープラスレバーのカバーとして使うことも可能。上記のチューブの場合、メインレバーには無理なく入るが、リリースレバーには少し伸ばせば入る。これなら指が汚れていても変速調整ができる。
だが、デュアルコントロールレバーの場合は、メインレバーとリリースレバーの片方もしくは両方にカバー取り付けると、カバーとレバーが干渉して変速操作後にレバーが元の位置に戻らない。だから、デュアルコントロールレバーではブレーキの動作確認しかできない。
こうすればメンテナンスでラピッドファイヤープラスレバーも汚れなくなる
■ 総評
デュアルコントロールレバーのメインレバーは一部しかカバーできないが、Vブレーキやシングルスピードのブレーキレバーには問題なく取り付けることができ、メンテナンスでレバーを汚さずに済むようになった。特にケーブルの交換やグリスアップの後で、レバーを操作してブレーキや変速の動作確認をする際にオススメ。サランラップをレバーに巻く方法もあるが、チューブならゴムの伸縮によってフィット感が高く、再利用も可能なことがメリットだ。
価格評価→★★★★★ (使い終わったチューブを保存しておけば費用はかからない)
評 価→★★★★☆ (使いやすさはレバーの太さによる)
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年 式→ ー
カタログ重量→ ー