購入価格 £135.42 +関税2100円
うほっ、なんてセクシーなジャケット! 半透明だ... この写真に魅了されて買ってしまいました。ええ、高かったですとも。少し後悔していますとも。サイズガイドによれば身長168cmはXSでしたが、ジャージやビブショーツのフィット具合からSサイズを選択しました。結果はジャストフィットで袖の長さも丁度良く、速度を上げてもばたつきはありません。
このThe Essential Jacketはウインドブレーカー兼レインジャケットです。Wind protect & Water resistant. Water resistant(耐水)とはwater repellent(撥水)以上water proof(防水)未満ということです。完璧な防水性能を求めずに耐水に留めることで軽量化と通気性を確保し、ウインドブレーカーとしても着られる汎用性を持たせています。前面と背面、それから袖の前側は半透明で伸縮性のあるメンブレン、両脇と袖の後側は薄くてより通気性の高いメンブレンを使い分けています。ジャケットの縫い目には止水テープで防水加工されていますが、袖部分には止水テープは貼ってありません。「腕ぐらい濡れても問題ない、それより柔軟に動く方がいいだろう?」ということみたいです。
まず、ウインドブレーカーとしての機能は完璧です。風はまったく通さないが不思議なほど蒸れにくいのです。2種類のメンブレンのうち、両脇につかわれているほうの通気性がかなり高いようです。両胸部分に換気用のファスナーがありますが、ここから入ってくる空気の量はわずかで効果的には微妙かな。雨の日で蒸れてきたら有効なのかもしれません。ただし、ブラックで半透明ですから、その温室効果は半端ないw 晴れているとジャケットの中が暑くなってきて、すぐに脱ぎたくなります。長袖ジャージの上に着ると10℃以上では暑いですね。
次にレインジャケットとしての性能。メンブレンの耐水圧は20,000mmとかなり高いはずなのですが、しとしと降る雨の中で40分程走行すると、メンブレンの内側に多少水がしみ出してきました。2時間も走ったら全体的にメンブレンの内側がしっとりしてくるでしょう。とは言っても、ジャージを濡らすほどではないと思います。一日中雨の中を走る事が決まっているのであれば、もっとしっかりしたレインジャケットを着るべきですが、天候の急変があるかもしれない日のロングライドには適していると思います。
サイズ感ですが、パッカブルということですがぎりぎりセンターポケットに収まるサイズで、通常のウインドブレーカーに比べて2倍ぐらいのボリュームがあります。重量も164.5gでやはり軽量ウインドブレーカーの2倍近いですね。
唯一気に入らないところは、ジッパー裏のフラップです。ジッパーを上げるときにかなりの確率でジッパーにに噛み込みます。一度噛み込んでしまうと、自転車を止めて両手で噛み込みを外してやる必要があり、ライド中にはかなりイライラする作業です。 ここは是非とも改良していただきたい。
サイズ感と重量
噛み込みやすいジッパー裏のフラップ
身頃部分はしっかり止水加工
背中、裾、袖口に反射テープ
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★☆
カタログ重量→ g(実測重量 164.5g)