購入価格 ¥8,753
半年続けている毎週のヒルクライム修行で下りの怖さと手の痺れ、新しく買ったシクロクロス(ブレーキはTRP Spyre)で走ってみたら、登りは重いしブロックタイヤで修行だったけど、下りのディスクブレーキの効き目と信頼性に惚れたので、ロードも前フォークをディスク対応に差し替えて前だけディスク化を計画。
改造するロードバイクは、メリダのSCULTURA 4000
欲しいディスクブレーキフォークの条件として、フラットマウントブレーキ台座、160mmディスク、シクロじゃなくてロード用、できればスルーアクスル12mm、軸は1-1/8:1-1/2のテーパーってことで、これに合致するのがメリダが出しているSCULTURA DISCの純正フォークが入手できないか購入店に頼んでみたが、メーカーが部品売りは無いという返事だったので、同条件の商品をアマゾンで探してみたらぴったりの物件が激安だったので注文。
アマゾン直送ではなくマーケットプレイスで出品者は中国っぽかったけど、注文から3日で中国から直送で届いた。すごいはやい。コラム軸の仕上げは中華カーボンと思えない良質な仕上げ。バリが無く容易に組めそうと感じた。ディスクブレーキ台座はポン付けで160mmディスク用。140mmディスク台座の方が汎用性は高かったと思うが、もともと160mmを使う予定だったので問題なし。フォークの腕とディスクのクリアランスはめちゃくちゃ狭い。円盤がすこしでも歪んだらフォーク削りそうw 精度が良いと考えることにしよう。
仮組みしてみたら、メリダ純正フォークは下玉押しが一体成型に対して、中華フォークは下玉押し圧入が必要だったので、フレームに適合するインテグラルのヘッドセットを追加注文。
仮組みの段階で、SCULTURA 4000のつや消し黒に、中華フォークのカーボン繊維模様テカテカはマッチングしないのが判明していたので、ヘッドパーツ到着までに道具箱の中に転がっていた300円ぐらいで買ったアクリルラッカーつや消し黒でフォークを再塗装、スルーアクスル軸が無意味に長いのでフォークめねじ部とツライチにサンダーで切断、コラム切断は既存のフォークと同じコラム長さで近所のプロショップにお願いした。コラムカットはソーガイドとダイヤ鋸を買って自分でやるより、めったに無い作業なのでプロに業務委託したほうが安い。
ヘッドパーツが届いたので、いよいよ本組み。下玉押しはホームセンターでエスロンパイプのVU40を200円で買ってグリース塗って叩き込んだら入った。そのあとはインテグラルのヘッドセットなので特記することもなくあっさり付け替え完了。ホイールは12mmスルーアクスルのディスクブレーキホイールでたぶん一番安いシマノRX-31に25Cタイヤを装着(後ほど問題発生) ほんとはディスク対応ゾンダにしたかったが、前だけ単品売りがないので単品売りのあるシマノで。こういうところはさすがシマノ。
ディスクブレーキは後ろが機械式キャリパーだし、個人的にサブブレーキレバーは必須なので当然の帰結として機械式ディスクブレーキを選定。TRP Spyreでもよかったんだけど、シクロクロスに搭載されてるのでせっかくだから違うものということで、HY/RDを選択。
組み上げて試走してみると、なんかカリカリ言う。調べてみると、タイヤにひっついた砂利がタイヤとフォークの隙間に擦れて音が鳴ってた。25Cタイヤは入るけど隙間が狭いので、実際に走るときのクリアランス的にはどうやら23Cタイヤ用のフォークのようだ。そこで23Cタイヤを張りなおしていよいよ近所を走ってみた。
ブレーキの効き目は従前のBR-6800キャリパーと同じぐらい。ただし急にロックさせるほどの威力はなくコントロール性は6800より良い。HY/RDはこれ以前にシクロで数回週末ヒルクラに使っていて、下りで長く当て効きさせることでディスクとパッドの当たりが出たら制動力がさらに向上したのを経験しているので、こちらも当たりが出ればもっと良くなると思う。アウターワイヤー中通しするようにはなっておらず、どこかでアウターを固定しないと前輪にこするので、タイベースをフォークの肩にエポキシで固定してインシュロックでアウターを固定した。これはもう仕方ないと思う。
とりあえずこれで前ディスクブレーキ、後ろキャリパーブレーキのSCULTURA 4000改が完成した。はやく週末の山に走りに行きたいものである。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★(あと2ミリぐらいクリアランスがあって25Cが使えたら更に良)