購入価格 ¥いろいろ(席種+燃料代で変動、ツアーなどもある)
先日、大島へ行った際に利用。
国内航路では珍しく、カーフェリーではない通常の大型客船になっています。
今回乗船したさるびあ丸は、全長120m、排水量5000t弱とさほど大きい船ではありませんが、旅客定員816名とかなり人が乗れる船になってます。
船室も特等、特一等、一等、特二等、二等、二等椅子席と細かく別れてるので、予算や旅行プランに応じて選べます。
発着ペースは一日一往復が基本。
東京を夜にでて朝に各島々へ到着。昼前に折り返して、東京に夜には戻ってくるパターンです。
なので、行きはしっかり寝れる特二等以上、帰りはとりあえず座れる二等椅子席というのがオススメかも。
基本的には他の大型客船同様、席を予約して当日発券し乗船となりますが大きな違いは自転車を持ち込むところです。
輪行袋に入ってさえいれば手荷物扱いとなり無料で持ち込めます。ただし、(繁忙期などは特にそうですが)自転車は船員の支持に従って船内に集めて置くようになります。破損等のトラブルに関しては全て自己責任となるので要注意。
輪行袋に入れずに持ち込みたい、盗難などが心配と言う場合には、受託手荷物として持ち込むことも可能です。これは、出港前に手続きして貨物コンテナに預ける形で一緒に輸送してもらえます。ただし、輪行袋入で¥500、なしで¥1500の料金が必要なのと、受託手荷物の手続きは竹芝桟橋で出港の30分前、他の島嶼部では50分前までの受付になるので要注意。
で、今回選んだのは、大島まで往復とも二等椅子席で受託手荷物で自転車を預けるパターンでした。
二等椅子席は、飛行機のビジネスクラスかファーストクラス並には広々してるので高速バスで寝れる人なら十分有りです。シートは一列ないしは二列、リクライニングもしっかり倒せます。毛布は船内で1枚100円で借りれます。
ちなみに、行きは横浜経由するとすぐに消灯時間なのでそのタイミングまでに船内散策や夜食、シャワーなどは済ませたほうがいいと思います。
船内レストランもありますし、一通り自販機はあるので飢える事はありませんが、翌朝の朝飯は用意したほうが無難です。(現地で朝飯調達は結構難しい)
大島到着は6時過ぎ。5時には起床の放送が入るので寝過ごすことはないかと思いますが、寝過ごすと色々迷惑かつ大変なのは心に留めておきましょう。
発着港は当日にならないと分からないので(特に帰りの便)要注意。宿と反対側でも泣かないように。なにせ、自然相手ですので。
受託手荷物は下船後、桟橋で受け取る形になります。
帰りも基本的には同じですが、発着港が当日にならないと分からないので、出港までの予定が立てられないのはちょっとした欠点。
大島には岡田港と元町港があるのですが、元町港の方が繁華街が近く暇を潰しやすくなってます。
一応、大島方面への移動手段としては、飛行機と高速ジェット船もありますが、輪行可能かどうかは予約次第というところもあるので、確実な手段としてはこちらの船となります。
電車や飛行機とは違った旅情を楽しむのも、たまにはいいかもしれません。
外見。接岸のため回頭中。
船内の写真は道中殆ど寝てた(+繁忙期であまり写真取れる雰囲気ではなかった)から無いんじゃ……公式HPにちょろっと写真でてるので(
http://www.tokaikisen.co.jp/shipinfo/largeship/)、そちらで確認してもらえると嬉しいかなと。
価格評価→★★★★☆(席種などによるが、概ね妥当)
評 価→★★★★☆(特に不満はない。繁忙期だとかなり混雑する)
<オプション>
就航→1992年
総トン数→4973t
全長→120m
旅客定員→816名