購入価格: ¥130(税込)
『ディスクブレーキ シンプルブリーディングキットにはチューブ付きボトルが付属しないが、ペットボトルで代用可能』
■ ボトル付きチューブをペットボトルで代用
私はシマノのロード用油圧式ディスクブレーキのブリーディングを自分自身で行った。キャリパーからミネラルオイルを排出する際には、デュアルコントロールレバーに同梱されているチューブと袋を用いるのだが、チューブに袋を輪ゴムで止めてブリードボスに取り付けるだけでは、ブリードボスからチューブが抜けたり、ミネラルオイルがこぼれたりしないか不安になる。
ディスクブレーキ ブリーディングキット TL-BT03にはボトル付きチューブが付属しているが、私が購入したのはディスクブレーキ シンプルブリーディングキット TL-BT03Sの方であり、ボトル付きチューブは付属していない。そこで、ペットボトルに同梱のチューブをつなげて代用することにした。
TL-BT03Sにはチューブ付きボトルは付属しない
ボトル付きチューブの代用品としてはメジャーな方法であり、私もネットの検索でこの方法を知った。ただ、ペットボトルにチューブを入れるだけでは、ペットボトルを倒してミネラルオイルを床にこぼす可能性がある。だから、私はペットボトルのフタにチューブの外径よりもやや小さめの穴を開け、チューブが抜けないように穴の大きさを棒ヤスリで削って調整した。なお、ボトルをぶら下げるためのフックは針金だ。
当初は500mlのペットボトルを用いたが、これではサイズが大きすぎた。キャリパーのピストンからオイル漏れの初期不良があったため、ブリーディングをもう一度行ったのだが、その際には275mlの小さいサイズのペットボトルを使った。残念ながら画像は残っていないが、排出するミネラルオイルの量を考えれば、小さめのペットボトルで十分だった。
棒ヤスリで穴の大きさを調整し、チューブがしっかり固定されるようにした(左)
500mlのペットボトルでは大きすぎた。小さなペットボトルを使うか、チューブをカットしたほうがいい(右)
ちなみに、シマノのマニュアルでは、排出されたミネラルオイルを再利用しないよう指示されている。水分が混入すると、ペーパーロック現象が発生する可能性があるからだ。水洗いしたばかりのペットボトルを使い、さらにミネラルオイルを再利用する…といったことはしないほうがいい。そんなことをしないで済むように、ミネラルオイルは多めに用意しておくのがオススメだ。
シマノのロード用油圧式ディスクブレーキなら、TL-BT03に含まれるブリーディングツールは必要なく、ボトル付きチューブはペットボトルで代用できる。だから、低価格なTL-BT03Sを購入し、ブリーディングの前にお茶やジュースを1本飲んで、空になったペットボトルをボトル付きチューブとして利用すればいいと思う。
ブリーディング後のST-RS505とBR-RS785
価格評価→★★★★★ (ジュース代・お茶代)
評 価→★★★★★ (ペットボトルで十分。小さいサイズの方が使いやすい)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー