パルシステム 自転車共済 (事故と実際の支払いに関しても)
購入価格 ¥235/月くらい
パルシステム共済です。この値段で対人2億円と群を抜く補償額。 2年前から入っていますが、当時320円くらいだったのが加入者数と割戻しの関係か 今は235円!まで下がりました。 で、こういった保険は基本的に相手のために掛けるものですが、実は自損事故でも出ます。 実際に年始に単独で大落車して使う機会がありました。
<交通事故についての事前知識>
まず事前知識として、複数人が絡む交通事故の場合は通常は国の健康保険は出ません。 これは相手方の保険で賄われるからです。 自転車の単独事故の場合は国の健康保険の対象になります。 ただし競技中はダメで、対象も自転車のみの話のようです。オートバイなどで単独事故は 起こしたことがないので知りません(さすがに国の保険は出ると思うけど) 単独事故でも路面整備のせいだったり造作物が起因すれば相手が発生します。 この場合は整備を怠った自治体や変なものを設置した個人が加害者となるわけです。
<事故を起こしたら>
119か110します。どちらかに電話すればセットで来るので連絡はどちらかでOKです。 大抵の場合、自転車は警察が預かってくれます。救急車に載せることはできません。 警察もイレギュラーな対応なので一週間程度しか預かってくれません。 その間に自分ないし知り合いに頼んで引き取りに行くことが必要です。 保険証を持っていない場合は(大抵持ってないですよね)搬送された病院で実費での 仮負担になります。後日払い戻しできます。 医療逃げがあるため、普通の病院なら持ち合わせが無いと家に返してくれません。ここ大事。 とりわけ保険証がない人は逃げられやすいので厳しいはずです。 保険証は要りませんがカードは必携です。この際にカード支払いに対応していない救急 病院もありますので注意。携行するなら銀行とカードがセットになったデビッドカードが ベターです。 なお、保険には事故証明が必要になるので単独でも警察を呼んでください。 自力で病院に行ってもいいけど後日現場に警察は呼んで検証してくださいね。
<で、実際のところいくら出るの?>
共済ですが中身は三井住友海上が担当しています。 手術一回15000円(=通院の10倍)、通院で1500円/日出ます。 月額1000~2000円の共済や傷害保険と比べれば気持ち程度しか出ませんが、それでも かなり助かる額です。 落車による怪我で手術となると大抵「骨折」でしょう。骨折手術は最安でも10万を超えます。 CTやらなんやらを含めると、いざ手術するまでの費用は安くても13万程度。 高給取りじゃない限りは高額療養費制度で44,400円の自己負担額で済みます。 これに15000円の保険が下りるので手術費用は実質3万円。※ 通院費用はリハビリ含めても平均1300円程度になるのでトントンです。 (※CTと手術が月をまたぐとCT費用は高額療養費ではなくなるので注意。できるだけ月内に やりましょう。)
私はまだ通院中のため書類を出していませんが、共済であることとシンプルな体系もあって、 支払いは滞りなく早いそうです。 事故証明は必要ですが、骨一本折った程度の低額の場合はカルテを取る必要が無いのは◎。 カルテ高いので。
<総括>
多くを求めなければ価格に対して手厚い保険だと思います。 そりゃもちろん高額な掛け金の商品に掛けておけばバックは多いですが、年額3~4万円とか だったらむしろ自分で「自分の事故保険」として積み立てた方がいいかもしれません。 オッサンの場合は傷害・入院保険は抑えてがん保険や三大疾病の保険に入ったほうがいいです。
今回は掛けていた保険がパルシステムだけだったので実質の医療費自己負担額は最終的に3万強に なりましたが、自己の戒めと捉えて納得しています。
つい5~6年前までは、加入者が見込めないうえ自転車の事故が多いせいで自転車保険商品が 成立しなかったのですが、今は加入者も増えて支払いも充実してます。あっという間にものすごく 良くなりましたね(遠い目
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★★
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