購入価格 ¥4320 (Bianchi外神田・Store限定カラー) ¥3240(ワールドサイクル・通常版チェレステ)
バーテープに比べてなかなか選択肢も多くなく、そんなに純正から変える人も多くないと思われるブラケットフード。
確かにバーテープに比べると、STIをつけたままでは交換しやすいとは言いがたく、多少汗や手垢でヘタってきても、どうしても交換が及び腰になってしまうパーツです。
以前のレビューの方が書かれてるように、6800系アルテグラ、5800系105、4700ティアグラにのみ対応。デュラエース対応のものは未発売。
Bianchi限定モデルは硬度50のソフトタイプ、一応他には硬度70のハードタイプもある模様。
自分が使ったのはソフトタイプの方。
サイドロゴも色鮮やかで黒いゴムの上に塗っているにも関わらず、発色もよく、きれいなワンポイントに使えます。
ちなみに、このサイドロゴの塗装はプリントではなく、職人さんが毎日一つ一つ手作業で塗っています。 お台場シクロクロスの際に直接メーカーの人に聞いた話……なので、将来的には好みのカラーオーダーも出来そうな感じもします。
振動の吸収性も良いとか、グリップ感が良いとか、バイクコントロールが良くなるとか言われてますが、実際のところ使ってみて「???」という感じも。
握った感じは純正とほぼ大差ない感じで、違うな、という感じはグリップ感、表面に施されたボツボツの加工の部分でしょうか。
実際ロードバイクを道路で走らせてると、そんなにハンドルを握りたおしたり、体重をかける場面って多くないので(人にもよるでしょうが!) メーカーの謳っているグリップ感やコントロール性と言うのは、コレに変えることで、そこまで大きな恩恵を受けられるわけではなさそうに感じます。
ただ、シクロクロスなどにある、強烈なドロップオフセクションでのこのグリップ感は確かに良さそうな感じ……以前、何度かコースによってはハンドルから手が離れてしまう程のドロップオフを経験してるだけに、そういうハードなコースでは良いパーツかもしれません。
それに、確実にモノはいい。
厚みも絶妙だし、STIに取り付けた時の立て付け感もいい、ちゃんとフィットするし、握った時の「あ、いい感じ」という感じはある。
1年間、約12000km程度使って来て、手垢や汗も、暑さも寒さも、いろんなシチュエーションでハードに使ったけれど、べろべろになったりせず、きちんと洗ってあげればきっかりと新品のパフォーマンスを発揮してくれる。
それまで使っていた純正のブラケットフードだと、どうしても手汗を吸ってべろべろになって、クニクニ動いてしまうことがあったのだけど、そういうのがいくらか低減されてるように感じます。
(擬態語ばかりでごめんなさい)
サイドロゴも使ってきて、紫外線でひび割れたり、溶け流れたりもなく、手垢で汚れたりはしますが、洗えばすぐに綺麗になるという感じで、本当にこう言うところも良く出来ている。
グリップが強く、それだけに手垢が溜まりやすい感じもあり、これは定期的に洗ってあげる必要がありますが、洗うときにパーツクリーナーなどの有機溶剤は厳禁。
注意書きには無いものの、有機溶剤で洗うと、せっかくのサイドロゴが溶けて消えてしまいます。
なので、洗うときは食器用洗剤などでゴシゴシ泡立ててから、水で洗い流すのが良さそうです。
・ちなみに純正でビアンキ対応の「チェレステ」がラインナップされてますが、この色も絶妙です。
2010年前後や90年代終盤の「ニューチェレステ」的な、ややスモーキーな色合いをよく再現出来ていて、色塗りの職人さんも「チェレステの色は何度も調色して、それで満足する色を再現したんだよ」という自信作。
これは良い。
逆にBianchi限定の、ShakesロゴがBianchiロゴになっているモデルのチェレステはやや緑が強く、近年など、2016モデル前後……InfinitoCVやIntenso、XR4あたりの濃い目のチェレステには似合いそうな感じです。
価格評価→★☆☆☆☆(自分はこの価格を理解できるが、シラフの人にはお世辞にも手を出しやすい価格とは言いがたい)
評 価→★★★★☆(確かにモノは良い、価値が分かる人には、決して高くはないとわかるはず!)
<オプション>
年 式→2016&2017
カタログ重量→ 40g