購入価格 ¥6,700ほど
毎年、厳冬期において、一桁気温にとどまらず、午前中いっぱい氷点下なんて事もある冬の自転車事情を考慮して購入した冬用グローブです(当方、宮城県在住)。
2016年の早春期に購入しましたが、季節はすでに春に向かって暖かくなる時期であったため、しばらく寝かせてありました。
今冬、2016年の11月下旬から使用を開始し、現在(2017年1月)までの間、主に厳冬期の自転車通勤用として使用しています。
なお、今期使っている間、気温は氷点下まで落ちた日もあります(最低で-5℃くらい)。
●外観など
スキー用のグローブにも似た外観で、それだけでも暖かそうに見えます。
おそらく、パールイズミのウインターグローブ 7125などが対抗製品になると思われます。
イタリア語で「二重」とか「二倍」という意味の名前を与えられているとおり、外側はソフトシェルの合皮、内側は起毛フリースの二重構造になっています。
掌側は、巨大な指紋のようなパターンのシリコンプリントが施されており、滑り止め効果は十分です。
クッションになるパッドなどは入っていませんが、外地が厚い上に、裏地は起毛素材で柔らかいため、パッドはなくとも、意外にクッション性はあると思われます。
●使用感
いかにも冬用のグローブという見た目から、かなりモコモコした感じになると予想しましたが、実際、そんな着用感でした。
通勤時の使用が主であったため、主に早朝または日没後、気温が一桁に落ちる時間帯に使用していましたが、温かさには問題ありません。
今まで、このグローブ単独使用で、最低-5℃くらいまで使ったことがありますが、氷点下域の気温だと、走りはじめてしばらくの間は、特に薬指と小指が冷たく感じます。
一応、私の体では15分ほど走れば、徐々に血行が回復してきて問題のない暖かさになりましたが、四捨五入で0℃程度の気温になったら、インナーグローブを併用した方が良いでしょう。
というか、この製品自体が、インナーグローブの使用を前提にしているのか、かなり余裕がある構造になっています。
おかげで、変速時にコントロールレバーに指先の布地が挟まったりしますが、丁寧に操作することをイメージしながら使えば、その頻度は確実に下げることができました(コントロールレバーは、Tiagra 4500とUltegra 6700)。
防風性はかなり高いと思われますが、ソフトシェルゆえに防水性は期待できません。
使用する季節的に、濡れたらかなり悲惨な事になりそうなので、雨、あるいは牡丹雪が降ったら、防水グローブに換装する必要があるでしょう。
なお、このグローブのまま、サイコンやGPSを操作するのは、ほぼ不可能です。
諦めて外して操作するか、操作する頻度が高い場合は、バーミッツ等のハンドルカバーの使用を考えてみても良いかもしれません。
ちなみに、タッチパネルにも対応していませんので、スマホ等を触りたい場合も、グローブを外す必要があります。
(ゆえに、タッチパネル対応のインナーグローブの併用を推奨したい)
●まとめ
厳冬期用のグローブで、現在、私の手元にある装備の中では、最も低温域に対応した装備です。
これ単独でも、-5℃くらいまで耐えられましたが、さすがに氷点下ではインナーグローブが欲しくなってきます。
指まわりが大きめであるため、装着したままサイコンやGPSの操作をするのは諦めた方が良いでしょう。
タッチパネルにも対応していないので、機器類の操作を頻繁に行う皆様は、タッチパネル対応の手袋などをインナーグローブとして併用した方が良いでしょう。
なお、現在のところ、私が試せているのは自転車通勤という、短時間利用時のみです。
ロングライドなどにおける評価は、また別途、行いたいと考えています。
価格評価→★★★☆☆(←競合製品と比較して、だいたい同等かと)
評 価→★★★★☆(←私は一桁気温でも耐えられたが、四捨五入0℃くらいなら、インナー併用が良いと思う)
<オプション>
年 式→2015年